
こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
大地は生き物。
有機物も無機物も、微生物も小動物も、まるごと一緒になった有機生命体と考えると、いろいろな地表の動きもいとおしく見えてきます。
写真はスベリヒユとカヤツリグサ。
どちらも独立栄養型、つまりイネ科のように菌根菌と協働して生きるタイプではないので、荒れ地や開墾地には、真っ先に出てきます。
あるいはこの写真のように、ニンジンのために整地したところにもカンカン照りをものともせずに出てくるパイオニア精神の塊です。
庭先などでは厄介視されがちですが、このスベリヒユがあることで、地表は厳しい日差しから守られます。葉は水分をたっぷり含むので、比熱も大きいので、暑くなりにくい。
つまり、紫外線を避けたくて、大地はスベリヒユを生やすのでしょう。
暑さで今いったん発芽の収まったニンジンたちも、実はこの下にひっそりと生えています。
スベリヒユは夏の大事なカバープランツです。
スベリヒユは山形ではヒョウと呼ばれる野菜ですが、関東ではいまだになじみが薄いですね。
いつかスーパーでスベリヒユの試食販売をしていたら「こんなものは庭の草だ」とお客さんに噛みつかれました。
草ですけど何かw。
試食していただいたら完売でした。
スベリヒユは脂肪酸のオメガ3も多く含まれるスーパーフードです。
あるいは土用干しで紫外線を浴びた梅干しにも抗酸化物質があるので、これからの時期、少しづついただきましょう。
ちなみにフランスでは近縁のタチスベリヒユがプルピエという野菜です。
種も売っています。その昔、試しに作ってみましたが、日本在来のスベリヒユで十分。
厳しい日差しの中で、何が、どんな風に元気に生きているのか、よく見てみましょう。
極端な時ほど、お互いそれぞれの生きざまも見えてきます。
さとやま農学校・秋のショートコース
10月から3回の開催です。
自然農がどんなものか少しでも体験したい方・おいでください。
食べることも大事にしています。美味しく楽しく、やりましょう。

