さとやま農学校2023・日曜コース最終日

さとやま農学校

こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
「自給のための自然農を学ぶ・さとやま農学校2023コース」も今日から最終週(千秋楽)に入りました。まず本日は日曜コース。来年の春に備えて畝を整えます。トマトの畝にも枯草や落ち葉を敷き詰めます。

落ち葉は里山の宝物。栗の木の落ち葉は、いがぐりをトングで拾って別にして、これはこれでかまどの焚き付けにします。栗のイガは,尖っているので、とても火付きが良いのです。また栗のイガは放っておくとその中で害虫が冬越しをするので、それを防ぐために燃やす意味もあります。

ニンジン(黒田五寸)の収穫も追い込みです。
あのカラカラの中から芽を出して、ここまでたくさん育ってくれました。
厳しい中で育ったせいか、今年のニンジンは抜きにくいタフなのが多いようです。
そんなときのニンジンは〇〇〇で抜く。それが極意。

来年のために竹の支柱を備えています。これだけ長い支柱は勿体ないので、来年も使います。
なんだか新年の飾りみたい。

今朝の焚火は焼きリンゴ。

Kuro’s kitchenの陽子さん。
今日はチキンでした。
貴重な写真を撮り損ねたのですが、例のパエリア用のデカい銅鍋で豪快に作ってくれました。

〆はいつものように、ずっしり重たい収穫のシェア。みんなで育ててみんなで分けるというのが農学校の基本形です。おそらくこれから数年で日本の食糧の事情は4つの要因で劇的に変わってきます。経済的要因(円高・戦争などによる資材の不足)・環境的要因(気候変動による高騰・不足)・行政的要因(遺伝子組み換えやゲノム編集の野放し)・社会的要因(国内の格差と分断)。もちろん既にその兆候は見えています。輸入肥料や原油に頼った農業は既に大変な状態です。自給率100%と言っているコメにしたところで化学肥料は輸入に頼っているわけですから。
そんな大きな状況を考えると気持ちは厳しくなりますが、そんな大きな状況に対しては、むしろ小さく構えること。優柔に不断に構えること(優柔不断というと悪い意味になりますが、ここでは逆)。
アタマで憂うるよりまずは手を動かそう。できれば仲間と手を動かそう。ますます、そう思うこの頃です。
日頃あまり土に触れることのない皆さんも「さとやま農学校」で、少しづつ手を動かしてみませんか。
心配はありません。そもそも野菜を作るのは特殊な技術ではないのですし、まして「さとやま農学校」で教わる自然農は、昔ながらの手作業です。力のない人でもゆっくり楽しみながら農作業を身に着けて大きな変化に備えましょう。

さとやま農学校2024コース

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