こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
上の動画は、前回のブログに続いて「自然農を学ぶ・さとやま農学校」の講座の一コマです。
前回の動画「その1」で紹介した糸状菌の様子です。
醗酵につれて温度が高まり、匂いもだんだんと変わってきます。 デンプンが糸状菌の酵素で変化して糖になり、 更に今度は他の「菌ちゃん」も働いてアミノ酸が生成されます。 自然界の醗酵現象は、1種類の「菌ちゃん」だけで進むものではありません。当然ながら、自然界には様々な種類の「菌ちゃん」がいて、温度やPhなどで活動をすみわけ、あるいは拮抗(きっこう)し、そうした複雑な相互作用のやり取りの中で有機物が分解されたり合成されたりします。 まさに森羅万象です。 もちろん人体に有害な菌、あるいは特定の環境で有害になる菌もいます。 前の動画の説明でも書いたように、植物の病気の8割は糸状菌によるものでもあるそうです。 私たちが目指す自給の世界では、ことさらな専門家になる必要はありませんが、そうしたおびただしいやり取りの中で人間も生かされているのだと心得ましょう。何か一つの菌だけが良いとか悪いとかという善玉・悪玉の単純な話でなく、色々な関係のトータルとして世界がある。そのことを感じるところから自然農が面白くなります。 「さとやま農学校」は、特定の農法を学ぶものでなく、いま上に書いたような、トータルな自然の流れ、つながりを五感で感じることを大事にします。そうでないと情報ばかりの頭でっかちになります。何かうまくいかないときに応用が利かないのですね。 入学は随時できますので、どうぞ「自然農のお試し体験&説明会」にご参加ください。
さとやま農学校は、随時受付しています。