こんにちは。
神奈川の里山(相模湖)で自然農法を営む「すどう農園」です。
「自給のための自然農法を学ぶ・さとやま農学校」は、夏の期間は無理がないように半日のモードです。収穫と種まきをメインに、無理のないように進めていきます。
それにしても、これからはこうした暑さが一般的になるでしょうから、真夏に焦点を当てた今までのような畑のサイクルでなく、秋に初めて初夏に終わるような、ガラッと変わっていく農事暦になっていくことでしょう。とくに自給の畑は、それが無理のない流れと思います。そんなことも意識しながら皆さんと自然農法の畑を耕しています。
このところの暑さの疲れでブログも滞ってしまいました。
インスタやFacebookは短い文章なので投稿もサクっと行くので、もっとこまめに投稿しています。
よろしければそちらもフォローしてください。ブログは、やや文章も長めになるので、どうしても時間がかかってしまうのですね。
言い訳は以上にして、ザザザっとご報告します。
モチトウモロコシの収穫です。
初夏に暴風で倒れてしまったのでリベンジ。
暑さゆえに土寄せを仕切れなかったのですが、タイミング的には、初夏に急いで仕込むよりも、これくらいの時期で良いと思えます。
トウモロコシは、収穫したら根を地中に残しておきます。
トウモロコシの根には菌根菌という微生物が根の周囲で共生関係を造っています。トウモロコシが枯れたら、これは地中で腐植となっていきます。細かい根穴は、そのまま空気や水の通り道ともなります。不耕起栽培の特徴である「植物が耕す」ということがよく分かります。
猛暑の種まきの方法
残暑の種蒔きが年々難しくなってきました。
猛暑と豪雨、虫の発生など非常に乱れがちです。
一般的な自然農の手法だと草の中に種を降ろすというものがありますが、1週間に一度行けるか行けないか、というペースの方がいまそれをやると、次に畑に行ったときに草の海でどれが野菜の種やら…ということになります。コオロギなど野菜を食する虫もその場に潜んでしまいます。広々と自然の豊かな環境であれば、天敵もいて、バランスは保たれますが、自給菜園というのは、ほとんどが小さなものです。(ロシアのダーチャという自給菜園は、平均して1ヘクタールほどあるそうですから全く規模が違いますね)かといって砂漠のように整地してしまうわけにもいかないし。
溝底栽培という手法があって、もとは寒冷地での種まきの手法なのですが、畑に溝を切って、その底に種を蒔きます。南北に溝を着れば日照時間も短くなって地温上昇もそのぶん和らぎます。
詳しくは「里山の自然農体験」でご説明します。
溝の底で暑い中でも発芽してきました。
元気な地這いキュウリ。もりもりと大きくなります。
ピーマンはこれからが本番。
霜が降りるまで、あと二か月頑張ります。
午後は日陰でトレイに種まき。
色々な方法の種蒔きを学びます。
こんどの3連休が明けると、秋の気配ですね。
「さとやま農学校の見学会」
「里山の自然農体験」、どちらも募集中です。