こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)の「自然農を学ぶ・さとやま農学校」の一コマです。
収穫の終わったナスの株元に置いてある木のかけらをどけてみました。
ナスに関しては、一般的には同じ場所での作付けをすると連作障害が出るとされています。
しかし「さとやま農学校」ではナスを同じ場所で連作します。
連作障害と言っても、作物によって原因が様々あるようですが自然農の考えでは、連作をするほど土が「ナスの畑」の環境になってきます。つまり連作をした方が良い。
2024年の猛暑・日照りの中でもダニが出ることなく、元気に育ってくれました。 森をイメージして、里山の切り株を成すの株元に置いてあります。 木部(リグニン質)は大きな分子なので、米ぬかみたいには簡単に土に還りませんが、その分ジワジワと長い時間をかけて土に還っていきます。それだけではなく、土の上に木があることで、その下で様々なイノチが巡ります。キノコの廃菌床を敷く「炭素循環農法」ほどシステマチックでなく、単に木を散らかしただけです。 森、という意味では、木でなくとも、石でもいいのです。 もちろん石は腐りませんが、何も地上にないときと比べると、様々な変化があることに気づくでしょう。韓国の農家のことわざに「石は小便も大便もする」というのがあります。石も生きています。 こういうひとつびとつが、いつもいつも面白い。 センス・オブ・ワンダーというのは「沈黙の春」を書いたレイチェル・カーソンの言葉でした。 何かを感じて、面白いと思う気持ち。 何十年も畑に通っていても、その初々しい驚きが枯れることはありません。 どうぞ皆さん、一緒に自然農を始めましょう。 もう気候変動は「待ったなし」です。 そのうち・・・では遅いですよ。 首都圏の皆さんは、どうぞ「すどう農園」の「自然農のお試し体験」にもおいでください。
一片の木片から循環が始まる(字幕動画)
