自然農のサトイモの収穫ほか

さとやま農学校

ベッドから起きて窓を開けると眼下に相模湖が見えて、秋には山裾に狭霧(さぎり)が立ち込めます。里山と湖の織り成す夜明けの模様は、刻々と変化します。
こんな風景を、ほぼ毎日眺められる幸せ。そして今日もまた、やるべきことがあるという幸せも噛みしめます。かつては朝起きても何も予定のない日もありました。病気でもないのに辛いものでした。

いま忙しいのは農園の作業だけでなく、冬から新年、そして春にかけての予定の企画・立案もラッシュです。自営業で良かったと思う季節でもあります。来年はどんな年にしようかと、いつもながらワクワクするのですね。きっとまた色々な人との出会いもあることでしょう。楽しみです。

さとやま農学校」で収穫したサトイモは、親芋だけを集めて来年の種イモにします。一般的に市販されているのは「子イモ」がほとんどですが、品種によっては親イモを食べるものもあります。ややこしいですね。この辺も、さとやま農学校で一年を通じて教わるうちにわかってきます。
さて写真の親イモは、下の部分が伸びてアルファベットの「J」みたいになっています。これは何故でしょうか?これは種イモの植え方と関係があるのです。サトイモの収穫量を挙げるための秘訣が、この「J」型と関係しているのです。詳しくは来月の「さとやま農学校2024説明会」でご説明します。

ハウスで育てているバナナ。株元からサッカー(吸枝)が伸びています。
本来ならばこれが大きく育ってきます。でも相模湖では・・・どうかなあ。

バナナの赤ちゃんです。タケノコみたいに地下茎が伸びてくるのです。

こちらは熱帯原産のカレーリーフ。
カマキリともども、だいぶ寒そうにしています。
このハウスは暖房装置はないので、まあ寒いですよね。

ツルムラサキは夏の野菜の代表ですが、秋でも食べたいのでハウスの隅で育てています。
全くの無肥料栽培のツルムラサキですが2m以上の太い茎をのばしています。この重さだとネットに絡ませるのは難しいので、地這いですが、それもツルムラサキにとっては安心して伸びていける環境なのでしょう。

明日から11月に入ります。18日から「さとやま農学校説明会」が始まります。
コロナはだいぶ収束してきましたが、戦争はまた新たに世界各地で火の手を挙げて、悲しさと不安にさいなまれる日が途切れないのですが、そんなときこそとにかく地面に触れましょう。そしてできれば、食べるものを育てることです。そこには野菜だけでなく、色々な命が寄り添ってくることでしょう。

さとやま農学校2024説明会



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