

今日は久しぶりに、たっぷりと降り注いだ雨でした。
雨上がりの青空に、タマネギの坊主たちが伸び伸びと。
ここまで来たら種取りの準備。
まずは雨よけです。
タマネギの故郷は中央アジア。
乾いた空気と大地が続く風土の記憶があるのでしょうね。
だから梅雨は苦手です。そのため梅雨の前に収穫します。
もしくは掘り上げて夏の間だけ涼しい場所で過ごします。
タマネギの種取りは、種まきから育苗、定植、そしてまた掘り上げて冬を越して・・・と足掛け3年かかります。細かい「母本の選び方」などは上級編として、まずは栽培&種取りしてみましょう。
瑞々しくて甘い新タマネギは別格です。
(タマネギの想い出)
40年ほど前ですが、パキスタンからイラン、トルコ、ギリシャまで数カ月かけて陸路で抜けたことがありました。私は大学で在来種・野生種をテーマにしていたので、それにかこつけての長期旅行です。
この頃で既に、世界中で「野生種・在来種」は激減しつつあったのですが、このときはコムギやシコクビエなど雑穀の野生種に出会えないかと、ワクワクしながらの旅でした。
道中の食事と言えば、大きく焼いたインドのナンのようなパン。それに焼きトマトと、生のタマネギ。後はリプトンのティーバッグ。勿論ほかにも色々あったはずだけれど、この生のタマネギと焼きトマト、そしてパンの組み合わせはシンプルで記憶に残っています。
トルコへの入国管理が、諸々の理由で足止めを一週間食らってしまって、寒い雪山の公民館みたいなところで言葉も通じないままに寝起きしていた時も、同じ旅の人らが、誰かしらゴザの上に招いてくれて、ご飯をおごってくれたのでした。今は皆さん、理不尽な戦火の中で、どうしているのだろうか・・・つらつら思って生で齧るタマネギ。
平和あれかしと、願うばかりです。

