
こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
鳥のマリアージュの季節です。
上の写真は、キジの雄。
尾羽はクジャクのようできれいですが、顔は「桃太郎」に出てくる通りですね。
ウグイスの求愛の声は皆に愛されますが、キジの声は、なんとも調子の外れたものです。
移住してしばらくは、キジの声を聞くたびに膝のチカラが抜けたものでした。
キジはトビウオ程度にしか飛べないので、高い木の枝に止まることはありません。
今や絶滅に瀕したウズラと同じように、里山の草むら・藪で暮らすキジ。
6月頃にきれいに藪を刈り払うと、キジの巣に小さな卵がいくつもあります。
草刈りが終わると、逃げ隠れていた親が戻ってくるのですが、風景がすっかり変わってしまって巣が見つけられない。
せっかく添い遂げた末の愛の巣を見失って、卵を探し回る様子は可愛そうです。
申し訳ない。
そして親が見失ったキジの卵は、上空からカラスが目ざとく見つけて食べてしまいます。
篠竹や葛などの藪は、放って置いたら飛んでもない勢いで畑に侵略してくる。
一度占有した地面は、しっかりブロックされて、そう簡単に他の植物が生える余地はありません。
農業の目線では最悪の部類です。

けれどそこはまた、風が抜けたり、強い風をたわめたりの緩衝地帯として、キジなどの生き物が暮らす場でもあります。上の写真は、倒れたクワの株(生きています)に、ノイバラやキクラゲが共生している様子。なんだかオブジェのようで圧倒されます。ここにもまた、虫や微生物など、色々なイノチが生きる。日陰から植物のこぼれ種が芽生えることもあるでしょう。
土着菌(担子菌類)の巨大なコロニー、いわゆる「ハンペン」と農家が呼ぶものも、こうした藪の地表に広く根付いています。
大きな目で見た「藪」という生命圏は、なかなか面白いということを、これまた「大地の再生」の藤井麻紀子さんに教わりました。問答無用にきれいさっぱり刈り払えば良いというものでもないのです。
ただし。
鳥獣害の対策という視点では、畑のすぐ近くまで獣の隠れる場所があるのは明らかにマズイ。
ではどうするか、ということを「大地の再生と自然農2026」の残り2回の講座でも考えていきます。
実際これまでの体感では、気脈を整えたエリアには、ことさらな獣の掘り返しなどもありません。面白いものです。
3回目の5/4は連休の最中で、車の方は渋滞もありますが、どうぞおいでください。新緑のフィールドワークです。世界の診たてを学びましょう。

それからもうひとつ、黒坂陽子さん(ChoiceFarm)による講座「自然栽培ハーブ・育て方と楽しみ方」の講座も後半の2回に入ります。
火曜コース、1名様だけ空いています。
ゆったりと里山の農園でハーバルライフを楽しんでください。

