カボチャの花と昆虫の共進化・タネ取りの注意

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

朝一番のカボチャの雌花です。

ミツバチが花粉と戯れています。

全身花粉にまみれて、体じゅうで味わう朝ごはん。美味しそう。

野菜に限らず、花それぞれに訪れる虫は決まっています。とりわけ、花粉を虫に運んでもらう虫媒花は、花粉を虫が運びやすいように工夫を凝らした形に進化しているし、一方の虫もまた、花の形状に応じて花粉をいただきやすい形状に口吻(こうふん)を進化させてきました。

お互いが進化する関係を「共進化」と言います。相思相愛。

そういえば人間も、長年寄り添って暮らすうちに、夫婦が顔まで似てくることがありますね。
あれも「共進化」?

カボチャやキュウリなどのウリ科は雄花と雌花が分かれているぶん他の株と交雑しやすい。
というか交雑したいのでしょう。おおらかに遺伝子をエクスチェンジしたい。
交雑してできたタネは「メンデルの分離の法則」の典型で、次の世代には多様なキャラクターが発現します。なので、できたカボチャの味は親とは別物になりがちです。

いっぽう市販のカボチャのほとんどは交配品種です。
(交雑という言葉は自然界の現象をさし、交配は人為的なものを指しますが、本質的に同じです)
今はいろいろなカボチャが品種改良でつくられていますが、3種類も4種類も、いろいろな品種を何代も繰り返して交配したものがほとんどなので、そこからタネを採って育てても、おいしいカボチャができるとは限りません。せっかく大きく育ったカボチャが「なんだかマズイなあ」となるのは残念ですね。タネ取りするなら、やっぱり固定種。
ちなみに「さとやま農学校」では固定種のハパードを育ててタネ取りしています。

「自然農を学ぶ・さとやま農学校の現地見学会」
は9月から再開です。
タネ取りももちろん学びます。
気候変動も著しく、政情不安や農山村の荒廃など、課題はあれこれと波立っていますが、大きなことを考える一方で、小さく手を動かしましょう。それは楽しいことです。
実際の講座の様子もご覧いただけます。
どうぞ気軽においでください。

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