固定種ニンジン・自家採取から発芽まで2026

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

今年も夏に向けてニンジンのタネ取り、そして種まきです。

昨年の夏は大変な空梅雨で、ニンジンの種まきは難儀しました。
何年もタネを採り続けて、この畑のことをよく記憶しているはずのにんじんたちでさえ、なかなか発芽できなかったのです。あれはつらかった。
そんな中でも、元気に育ってくれたニンジンから母本を大事に選び、それらのうちからさらにタネを選びました。もちろん「自然農を学ぶ・さとやま農学校」の皆さんと一緒です。

こんな感じで、小麦色にこんがりと熟したものを、みんなで摘み取ります。
熟し方は、非常にばらつきがあります。
それで、リスクを分散するのでしょう。
いろいろな野菜のタネの中でも、ニンジンの場合は、この熟す速さのばらつきが大きい。
アブラナ科のように、早く咲いた下の方の花から順を追って熟すというのでもないのです。
実にランダムに熟す。
ということはつまり・・・私は思うのですが。
熟して時間がたつと、発芽力の落ちるのも早い、ということではないでしょうか。
採種してから翌年まで冷蔵保存したタネも、確かに発芽しますが、やはり採種して直ぐに蒔く種の方が発芽の勢いがあるように思えます。
ということはやはり、こうしてタネの熟す7月から8月にかけてが、本来の蒔き時なのでしょう。
できるだけ鮮度の良いうちに蒔くということです。

ニンジンのタネの拡大。
ゾウリムシみたいな姿ですね。
市販のタネはきれいに磨いてあるので、この姿はありません。
さらには薬剤でコーティングしてある種。それをさらにシーダーテープにつけて機械で蒔きやすくしたものなどあります。だんだん高くなる。
しかし、こういう姿をしているには意味があるのでしょう。
このままの姿で、蒔きます。
そして、たくさんいる兄弟姉妹を一緒に蒔く。
タネは、根を伸ばす際に、どうやら身内を識別するらしい。
このことは「トマトの地生え・植物の知性とは」でも書いた通りです。
無数の兄弟姉妹が、寄り添いあって、育っていくのです。
とりわけニンジンはセリ科です
「水辺で競りあって育つからセリ科」
と、いつも農学校でオウムのように繰り返しています。

今年も、はだしで地面を踏んでみる。
気持ちが良いです。

そうして出てきたニンジンたち。
雨が程よく振ってくれたおかげもあるのでしょうが、非常にフレッシュな勢いを感じます。

自然農を学ぶ・さとやま農学校」では、タネ取りから一貫して学べます。
気候変動の中で、しなやかに楽しく、自給をしていきましょう。
自給の一歩はタネからです。
現地説明会も9月後半から再開です。
野菜作りを始めるのは、春より秋がベストシーズンです。

どうぞおいでください。詳しくは下のリンクから。

さとやま農学校・現地見学会

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