トマトの自生え~植物の知性とは

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

写真は「自然農を学ぶ・さとやま農学校」で昨日(6/23)撮影しました。
こぼれ種のトマトの自生えです。
相模湖は夜の冷え込みがあるせいか、自生えの時期がゆっくりのようです。

トマトの生まれ故郷のアンデスと違って、日本には間もなく猛暑が来ますので、自生えが今のタイミングだと、本格的に実を着けるのは、夏を越して秋になるでしょう。

ご覧のように、トマトのこぼれ種の兄弟姉妹は、一斉に出てきて可愛いですね。
ずうっと毎日見守っているのですが、この子たちは、お互いに身を守るように育ってきます。

この自生えの様子についてはベストセラー「植物は知性を持っている」(マンクーゾ・NHK出版)にも書いてあります。
同じ親から採種した30粒のタネと、親の違う30粒のタネをそれぞれ蒔いて比較したところ、同じ親から芽生えた植物は、互いの根を協調させるように伸ばした。
いっぽう、親違いの30粒は、互いに競い合うように根を伸ばした、と。

植物は、おそらく根の先端部のセンサーによって、自分の近縁か違うかを見分けるらしい。
近縁であれば、互いに根を寄せ合うように伸びていく…というようなことです。

この本は農業書ではないのですが、もっと深いレベルで参考になります。
いまや不耕起栽培では定番となっている菌根菌と根の共生関係にも詳しく触れています。
菌と根の共生について書かれたのは、この本が最初ではないでしょうか。

続編の「植物は未来を知っている」も面白い本です。
植物を見ながら人間を見つめかえす目線は、楽しい。
作者のマンクーゾはイタリアの植物学者です。ちなみにイタリアのサッカーでファンタジスタといえば(かつてのロベルトバッジョみたいに)うっとりするシュートを見せてくれるストライカーのことだけれど、マンクーゾもファンタジスタです。

余談ですが、サッカーWカップの前回のアメリカ大会(1994年)での決勝戦では、イタリアの誇るファンタジスタ、ロベルト・バッジョが最後のPKを外してブラジルが優勝したのでした。
あの夏、私は東京から移住してきました。
あっという間の32年・・。

皆さん、移住をお考えなら、行動に移しましょう。
歳月、人を待たずです。
その前に、少しだけ農的暮らしへの玄関口を体験できるのが「自然農を学ぶ・さとやま農学校」です。
入学は随時ですが、今でしたら9月からスタートされるのが良いでしょう。
(すどう農園・須藤章)

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