ツケナの種採り・漬物の復活を

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。


昨日は梅雨の合間の草取りの作業

こぼれ種のカラシナです。
ものすごい勢いで伸びあがる草の中に見つけました。
立派な体格。
「こぼれ種だから大きい」
というわけでなくて、無数のこぼれ種から強くて大きいのが生き残りました。

このような外見で分かるキャラクターを「量的な形質」といいます。
この葉や茎や根の中でどこが美味しいか?それを吟味しながら種採りを繰り返すと、自分の畑に固有の野菜になります。名前は好きなようにつければいいですよね。

しかし、むしろ注目したいのは量的な形質よりも花の咲く(抽苔)のタイミングが遅いことです。
これを質的な形質と呼びます。

農園には色々なアブラナ科があり、それらはルッコラやノラボウなどを除けば、おおむね虫によって交雑してしまうので種取りが非常に手間です。
しかしこの子たちのように、他よりずっと遅く抽苔してくれるとその心配もほぼない。

もちろん多少の交雑はありますが、遺伝子集団の多様性を保つためにも、むしろ歓迎です。
動物も植物も、ことさらな純血主義は滅亡の元。

今どきは、自分も含めて漬物もしないので「つけ菜」という表現も死語ですが、しっかり重しで下漬けして、それからゆっくり乳酸発酵させた古漬けを食べると疲れがとれます。植物由来の乳酸菌だから日本人の腸にも優しい。

食品衛生法の改悪で、まっとうな無添加の漬物が許されなくなったムチャクチャな時代です。
(漬け素材になる野菜をすべて次亜塩素酸に漬け込んで殺菌することが義務づけられました)
まっとうなものを作って食べる、あるいは売るということが許されない国です。
漬物の復権を!

(すどう農園・須藤章)

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