種ジャガイモが激減しています

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

種ジャガイモの販売減少。

ここ十年以上の長期傾向です。

春秋に店頭に並ぶ種ジャガイモの種類と量が、右肩下がりになっています。

とりわけ今年の秋ジャガイモの激減は著しいですね。

店頭の売り場を一面に埋め尽くす種ジャガイモの段ボールの山は、春と秋の風物詩のはず。
それが「え??」と思うほど少ない。
というか店によっては…種ジャガイモがない。

夏の天候不順や高齢化で種ジャガイモを専門に作る農家さんが減ったことも大きいでしょう。
そして今年からは、アメリカからの輸入解禁という外圧も加わっているようです。

ついに来た、という感じです。
これまで農水省でも、何とか輸入解禁を食い止めようと手立てを尽くしてきたのですが、アメリカからの圧力に聖域はない。という日本の伝統(?)。

北海道や長崎のジャガイモも、生産は激減するでしょう。
これでまたひとつ、日本の自給線が切れたと思ってよいでしょう。

もう一つ大事なこと。
街中で種を小売りする「タネ屋さん」にとっては、種ジャガイモは稼ぎ頭なのです。
ただでさえ昨今はホームセンターの台頭で経営が圧迫されているうえに、川上(生産地)の枯渇です。これは相当に厳しいはず。
この傾向は「大店法」が施工されて地域の中小業者が一斉に淘汰された歴史をそのままなぞります。
実は、あの法律が作られたおおもとの原因は、アメリカの「トイザラス」が本国で経営難になったので、売り先を日本に向けたのが発端だそうです。ここでもアメリカ。
おかげさまで今や日本の駅前は、どこからどこまで同じ店ばかり。
なんとつまらない国。

話を戻しますが、食料がなくなるのは、非常事態で一瞬に消えるばかりでなく、こんな風にジワジワと消えていくこともあるようです。あったはずのものが、気が付けばない。

いまジャガイモを自給している皆さんも、ぜひ少しづつでも種イモを保存することをお勧めします。かつての関東では秋ジャガイモの品種はデジマやアンデスなど九州の品種がメインでしたが、近頃は温暖化で冬が暖かくなった分、北海道の品種も秋作をしやすくなりました。

「自然農を学ぶ・さとやま農学校」ではジャガイモも種イモを保存していますが「今のうちに」いろいろな種類を備えておこうと思います。今の日本の政策に自給という文字はありません。アメリカの圧力の前には、いっさい自立という発想がないのです。

皆さんも今のうちに。

備えましょう。

自然農を学ぶ・さとやま農学校~秋から募集

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