
日本アカネです。
シソ科特有の四角形の茎にザラリと剛毛。
他の植物と擦れあいながら折れやすい茎を支えて、草の合間に伸ばしていきます。
・・・袖触れあうも他生(たじょう)の縁・・・
とはこの人たちの生き方だ![]()
日陰づたいの生き方でも、やっぱり太陽が欲しいのか、いずれはこうして空に伸びてきます。
茎からは水平に4方向の葉。シンメトリーな造形も、工業デザインのようで面白いですね。いずれ花に進化しようとするメタモルフォーゼの途中かな?
こんどの講座「植物を観る・描く・対話する」のときに岡本妙子さんに訊いてみようと思います。
このアカネの根を掘って染色したいのですが、いつも藪の中だったり、掘るに掘れない木の根元だったりして、そう簡単に増やせるものではありません。どこにでもありながら、一か所に群れることも少ない。
あかねさす 紫野ゆき 標野ゆき
野守は見ずや 君が袖振る
中学校で暗唱した万葉集ですね。
ここにある標野(しめの)というのが朝廷の管理していた薬草園だとは、こないだネットで知りました。いまでは絶滅寸前の日本ムラサキなどと一緒に手厚く植えてあったのでしょう。
春の野で、人には聴こえない饒舌で、想いを交わしあう。
多情多恨の逢瀬の季節。
「自給の自然農を学ぶ・さとやま農学校2026」
見学も5月いっぱいでいったん終了です。
どうぞ、気持ち良い季節の中、おいでください。
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