2025年12月1日
こんにちは。
神奈川・相模湖の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
先日のブログでお伝えした「大地の再生と自然農」で、荒れた竹林も整備したので、古い竹もだいぶ片付けました。
「自然農を学ぶ・さとやま農学校」でも、こうした竹を焚火がてら炭に焼いています。
今回は、古い竹が多いのでキンキンの竹炭ではないですがが、これも焼いた土ごと畑に還せば、微生物も喜ぶ良質の土になります。
炭を畑に還す意味・効果は色々あります。
まず多孔質なので、微生物が暮らしやすい環境になる。
保湿効果も大きい。
ミネラルも、とりわけ竹炭の場合はケイ酸が豊富になる・・・etc
炭は基本的にアルカリ性なので、酸性に傾きがちな土のバランスを整えてくれる働きもあります。
ただし、有機物の腐植が含まれる自然農の畑では、いわゆる人体におけるホメオスタシス(恒常性を保とうとする働き)と同じように、酸やアルカリの急激な変化を緩衝する反応もあると思います(人体で言えば、酸っぱいレモンを食べても、その影響を受けて体液が急に酸性を強くすることはありません)。
あるいは、そのひとつは場の電気的な条件を良くする、ということがあります。
電気や波動といった炭の効果については、家屋の炭素埋設などをされている方の方がお詳しいでしょう。場の浄化、イヤシロ、固有波動などなど、ちょっとディープになってくるので、ここでは触れませんが、ご興味のある方は、追及してみてください。
自然農に立ち返ると、炭を入れることの基本はつまり・・・地域に昔から普通にあるもの、それでいながら様々な原因で循環が滞っているもの(例えばこの場合なら放置された竹)を、人間が少し手を添えて循環させる・・・ということです。
この点において、大地の再生と自然農は重なってきます。
先日の大地の再生の講座にも「さとやま農学校」の受講生さんが多数参加されましたが、両方の重なり合いが理屈ではなく五感で見えてきたことかと思います。
地球規模で見たときの気候変動や、今の人間界のあり様は「これまでの人間の営為は何だったの?」と嘆きたくなるような、どうにも滅入るような話が多いのですが、そんな時代だからこそ、小さく手を動かすことは、大事です。「自分なりに、少しでもできることをやった」という気持ちで一日を満たす。
「自然農を学ぶ・さとやま農学校」の活動は、年明けも続きます。
いままでは1月2月はプレ講座という位置づけだったのですが、このところの夏の猛暑で、秋から春にかけて活動を続けます。さいわい今年からスタッフの黒坂夫婦が隣の民家を借りてくれたので、寒い日などは室内で座学やタネの作業などができるようになりました。冬も愉しいですよ。静かな里山で、ぐうっと視界を広げて、物思いにふけってみましょう。さ
「農学校の見学会」は1月まで開催します。授業の見学は12月3日まで。そのあとは「お試し体験」になります。駐車場あります。皇居機関の方は最寄りのバス停まで送迎します。
お気軽にご参加ください。
12/7(日)
12/10(水)
12/20(土)
12/23(火)
12/27(土)
お車の方は、それぞれの12時半ころを目安においでください。
農学校はランチタイムですので、
ランチをご持参ならハウスで一緒に食べることもできます。
2026年1月の見学会
1月は、すべて「お試し体験」です。
開始時間は同じですが、寒いときは無理せずに早めに終えます。
ランチは済ませておいでください。
農学校の説明は隣接した古民家で行います。
1/6(火曜)
1/10(土曜)
1/11(日曜)
1/14(水曜)
1/18(日曜)
1/27(火曜)

