ラッカセイの収穫はじまりました

さとやま農学校

ラッカセイの収穫@さとやま農学校

これが始まると秋の実感が深まります。実家が千葉県だったのでラッカセイは懐かしい。かつては日本でもピーナッツと呼んでいたのですが、日本の農家さんたちが「日本語でラッカセイと呼ぼう」と呼び掛けて今ではラッカセイの名前が定着しました。今の日本でピーナッツと呼ぶのは、加工された製品に限られますね。

千葉の北総大地、成田空港がある一帯はラッカセイの大産地です。収穫したラッカセイの株を逆さにして垂直に積み上げて畑で乾かします。お米の天日干しみたいですね。この積み上げたものは「嚢(のう)」と呼んでいました。この嚢(のう)を傾かないようにまっすぐ積み上げるのが腕の見せ所で「あの人は、やっぱり上手に積むね」などとお互いに眺めるわけです。冬場の物凄い空っ風が吹きつける中に凛と立つ嚢の姿が今も目に浮かぎます。千葉はとにかく農地が広くて見晴らしがよいので、農家の腕の良し悪しは隠せませんね。

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アメリカは、ピーナッツの大生産国で、かつての大統領ジミー・カーターはピーナッツ農場を経営していたほどでした。だからカーターが大統領になった時はJimmy Who?(ジミーって誰?)というフレーズが本国でもトレンドになったようでした。まして日本では「ピーナッツ農場のオヤジが大統領?」という風に受け止められたものですが、アメリカのピーナッツ農場というのは、それほどケタ違いに巨大なのでしょうね。だから日本に対しては「コメの輸入枠を作れ」と構造協議で申し入れておきながら、自分の国は一粒たりともピーナッツの輸入は認めません。

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この先もサツマイモ、サトイモ、キクイモ、秋ジャガイモと重量級が続きます。「さとやま農学校」の皆さんも、お持ち帰りがだんだん重くなるのでリュックが必要になります。

いっぽうで2024年コースに向けての説明会も始まります。

さとやま農学校の現地説明会
自給のための自然農の野菜づくり教室「さとやま農学校」の現地説明会です。すどう農園にて開催します。

さとやま農学校は、5000㎡を越える広大・多様な里山です。都会では味わえない空気の中で、一緒に自然農をしましょう。

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