こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
「自然農を学ぶ・さとやま農学校」の講座も、明日(12/18)で4コースとも終了します。
皆さんと固定種のニンジンの種取りのための母本(ぼほん)を選びました。
何でもよいからニンジンを植えて種を取ればよいというものではありません。
どんな基準でニンジンを選ぶか、が大事です。
まずは収穫したニンジンを一列に並べて、その中から母本を選ぶポイントを学びました。
基準と言っても、一般的な基準もありますが、誰て来たら自分なりの基準をつくって選んでいくことで、歳月をかけるほどに自分のニンジンができてきます。
選ぶ基準の違いで、何年も種取りを続けると、その畑特有のキャラクターになってきます。面白いものですね。もちろん畑の土質や気候風土の違いも関わってくるので多種多様。
こんな風にバラバラのニンジンから選んでいきます。
収穫できたニンジンを畝に並べて比べます。
選んだニンジ種採り用の畑に隔離して植えなおします。
数日すると、若い葉がピッと立ち上がってきます。
こうなれば冬の寒さも大丈夫。
左右画を終えたニンジンの畝は、来年もまたニンジンを作ります。
ニンジンの「地ごしらえ」はジャガイモとは違う部分もあります。
ニンジンが太りやすく、伸びやすい環境にしてあげます。
最後は写真のように畝を整えます。
ビニールで覆って太陽熱処理。
さとやま農学校で自然農・固定種のタネ取り(自家採種)を学べます
自然農の野菜作りを学ぶ「さとやま農学校」では、栽培する野菜の多くを自家採種(タネ取り)しています。ニンジン以外にも、トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、ピーマン、トウガラシ、オクラ、大豆、タカキビ(雑穀)、エンドウ、日本ホウレンソウ、ケール、のらぼう、ダイコン、二十日ダイコン、ハナオクラ、ローゼル、ヘチマ、カウピー(緑肥)、ムクナ(緑肥)、など。さらにサトイモやジャガイモは種イモとして保存します。
タネを採って保存することは、栽培することと並んで大事なことです。
「自然農のお試し体験&さとやま農学校の説明会」を2025年の2月いっぱいまで開催します。
詳しくは下のページをご覧ください。
ご興味のある方は、できるだけ説明会で現地を見て頂くことをお勧めします。
2024年は2月まで説明会を開催しています。