無肥料栽培のハクサイの種取り@さとやま農学校

さとやま農学校
固定種の無肥料栽培のハクサイの種取りhttps://www.sudofarm.net/satoyama-organic/
固定種のハクサイの種取り。鳥にだいぶ葉を食べられています。守らないといけません

こんにちは。

神奈川・相模原の里山で自然栽培を営む「すどう農園」です。

自然栽培を学ぶ農業体験「さとやま農学校」で種取りを待つハクサイの様子をご覧ください。

うっとりと夢見るように蕾が伸びてきました。
ハクサイにも蕾があって花が咲くのです。それを初めて知って驚く人もいます。
確かに意外ですよね。
でも、ハクサイだって野生だった頃は、結球などしていませんでした。あくまでも人間の手によって結球するように改良されたわけです。本来は大きく葉を広げて冬の太陽を浴びたいのです。しかし、ギュッと結球してくれた方が面積当たりの葉の数も多い、つまり収量が多くなるわけです。それでハクサイもキャベツも、あるいはレタスも人間の手によって、結球するように改良されました・・・あくまでも人間からすれば改良ですが、野菜にしてみたらどんなものでしょうか・・・。

外葉がしっかり巻きすぎて、中からつぼみが出てこられないこともあります。
本来は自力で葉を開いて出てきて欲しいのですが、こんなケースも少なくありません。鳥の卵でも、本来ヒナが自力で中から卵の殻を割って出てこなければいけないのに、それができないこともありますが、まずは生きていくた目に世界に出てくるというのが、最初の試練なのでしょう。
上の写真は、人の手で外の葉を切り開いてあげたところです。既に内側で蕾になっていたものがクッタリしながら出てきました。この先もまだ新しいつぼみが出てきます。

鳥に食われないよう、あるいはほかのアブラナ科との交雑を防ぐためにネットをかぶせます。そのためのアーチをつくっているところです。これも湿った雪でつぶれないように作る必要があります。あるいは春一番で吹き飛ばされてもいけません。

こうした種取り作業も「さとやま農学校」の皆さんと一緒に見守りながら進めていきます。
3月からの開講をむかえて満員のコースも出てきました。説明会もまだありますが、説明会にこなくても講座に申し込めます。申し込まれた方は、翌日からでも畑に来ることができます。どうぞお早めにご検討ください。

自然栽培の自給を学ぶ農業体験・さとやま農学校2024

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