乾く日々

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

1月29日に撮影した津久井湖の様子です。
相模湖と同じように、かつて村だったところをダムにした場所です。

日照りで水位が減りました。
地元の80代の方も「こんなに少ないのは初めてだ」とおっしゃいます。

この水位低下で、戦時中から永いあいだ湖底に沈んでいた諸々も姿を現し、なぜか自動車まで見つかったというニュースも聞きました。

昨年の6月、7月と続いた空梅雨もきつかったですが、今年もさっそく洗礼です。
天候のブレは大きくなりました。元をたどればこれも人災。

神奈川県では20年前から水源環境税を導入して、森が水を養う形を整えていますが、水を保持してくれるという点では、水田はもちろん、畑も同様です。

本来、大地はすべて天からの水を懐深く保ち、いっぽうで二酸化炭素を有機物として固定するポテンシャルがあります。ですから農地を守るということは、ことさらにトラクターをかけて砂漠のように不毛地帯にしてしまうばかりではなく(耕すほどに二酸化炭素も逃げていきます)、ごく薄い緑のレイヤーを皮膜のように地表と大気の間に育てていく自然農や、さらに立体的に果樹などを組み合わせて多様な場を創っていくアグロフォレストリーなどの手法がこれから必要なのです。

しかし残念なことに、農業の世界では、気候変動にどう関わるかという面について、あまり顧みることはありません。これは何とも不思議ですね。農業全体が生き残るのに精いっぱいで余裕がないのも現状ですが、それだからこそ死中に活、という目線は必須です。

このダムの風景を、ああすごいなあ、で終わらせないためにも。

上の動画は、畑の傍の道志川です。1月30日に撮影しました。
道志川は、お隣りの道志村の水系から発して、この先で相模川と合流し津久井湖へとつながります。

こうして見る分には、それほど減った感じはないですが、ともかく雨を待ちます。

道志川は横浜の水源でもあり、この動画を撮影している背後に横浜市の浄水場もあります。

かつては「ヨコハマで積んだ水は赤道を越えても腐らない」と船乗りに言わしめた水質は、この道志川の由来かもしれません。富士山に由来する水の脈。

大事なことは「金のなる木」でなくて「水を呼ぶ木」です。
水を呼べば虫も鳥も来る。
命がともども栄えますよう。

そういう目線で今年も農園を作って行きます。

「大地の再生と自然農」
今年は連続講座になりました。
単発参加もできますが、なるべくじっくり学んでください。
水や空気の流れを診たてて、滞りをほぐし、場を整える。
世界の見え方が変わってきます。

さとやま農学校・3月も見学会を追加します。

2月の見学会は実際に身体を動かす「お試し体験」です(実習は見られません)
3月の見学会は授業の様子を見学できます(体験はありません)、また3月については車で来られる方のみとさせていただきます。
なかなか2月の見学会に参加できない方は、3月の回をご利用下さい。

自然農を学ぶ・さとやま農学校


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