森と里山が循環する暮らし方を考える

さとやま農学校

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農法を営む「すどう農園」です。

今日は、すぐご近所の「もりも」さんを訪ねました。
相模原市内で伐採された樹を加工して地域で使う地域循環型の地元密着型の会社です。相模原市内の小学校の机の天板なども作っているそうです。相模原は人口が多いので、なかなか全員の分はないのですが、いつかはすべて市内の無垢板の机で勉強できるようになるでしょうか。木の香りをほのかに嗅ぎながら学べるというのは、とても羨ましいですね。しかも地元の木です。

今日は薪ストーブで使う「バタ」を貰いに行きました。丸太を製材して出てくる端材の俗称です。薪を割るよりも、これを貰って適当にチェンソーで切って使うのが一番楽なのです。昔は窯の薪を集めて切って割ったものです。あの頃はほぼ一人で、薪を割るのも人力でした。若かったなあ・・・。

ケヤキなどの広葉樹は主に市街地から来るらしい。伐るだけでも大変な作業です。

これは針葉樹かな。製材したものをじっくり乾燥させるのでしょう。

寝かせてある樹から芽が出ています。健気な姿。ちょっとかわいそうですね。

これがバタです。既に雨に打たれて時間がたっているので、だいぶ土に還りかけています。こうなると燃やす価値はあまりないのです。どちらかというと、ここまでフカフカになったものは、畑などの地表に置いておくのがいいです。やがて分解されて土に還ります。炭素がほとんどなので、このまま土に漉き込んだりしてはいけません。あくまでも地表を覆うように置いておけばいいのです。

キノコの仲間も生えてきますね。こうした分解者はとても大事な仲間です。微生物と一緒にキノコ、腐朽菌、あるいは樹を食べる昆虫の仲間が多様に暮らしている畑は、まるで森の下のように無数のイノチが連鎖しています。すどう農園の自然農法も、森のようにイノチが共生することを第一とします。

自給のための自然農法を学ぶ農業体験「さとやま農学校2024コース」のお申し込みも、半ばになりました。週末コースはだんだん混んできました。説明会に参加しなくともお申し込みはできますので、どうぞご検討ください。



さとやま農学校2024

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