愛知早生フキノトウ2024

自然農&里山暮らし

こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農法の農業体験を営む「すどう農園」です。

今年の冬は、今のところ暖冬です。
普段ならば朝は霜が降りて、それが昼近くになると溶けてぬかるんで大変なのですが、それも今年はありません。震災地の北陸に降りかかる雪を引き受けてあげたい想いです。

フキノトウは既に季節ですが、あんまり暖かい中で掘るよりも雪や霜をかき分けてこそ新春を味わえるものです。凍った土の感触が指に残るまま、晩御飯に頂くほろ苦さがありがたいのです。
それで今日は北向きの畑でフキノトウを掘りました。「愛知早生」という品種です。
地下茎で頂いたものを植え付けて何年目でしょうか。すっかり繁茂してくれました。
過去ログは以下にあります。

・ヨモギの芽生えと愛知早生フキ https://www.sudofarm.net/20220323huki/

・愛知早生フキ https://www.sudofarm.net/20230308huki/

これは去年のフキノトウの葉がそのまま地面を覆っている様子。
枯れても黒々と艶があるのです。

一部、株を移植するために掘り上げました。
こんな風に、グングンと地下で茎を伸ばして増えるのです。

ちょっと離れてみたところです。既に春の気配ですね。
タネツケバナやカキドオシなど、いつものメンバーもスタンバイです。カキドオシの甘い香りも漂ってきました。間もなくヨモギも小さな芽を出してくるでしょう。
ただし、昨年は1月の終わりに関東甲信越に大きな寒波が来ましたから、まだまだ油断はできません。北半球全体では、スウェーデンでマイナス43度というとんでもない状況だそうです。非常に偏った空の気配を眺めて、できることをやる。ただひたすら愚直にそればかりです。
皆さんの、今年の抱負はいかがでしょうか。
色々と大変なことはあるでしょうけれど、基本の形として、何かしら命を育てるということをやっていきましょう。あるいは、いま身近に育っている命を大事にするということ。
大きな災害は、遠く離れた方にも「自分は何もできない」というような呵責にとらわれたりすることもあります。意識しない心の深い奥深くで自責の念が積もってしまうのですね。
できることは身近にもあります。直接世の中のためにならないことでも、まずは手を動かすことです。
いつもこればっかり言っているようですが、本当に大事なことですから。

東京から日帰りで自給菜園の自然栽培を学ぶ農業体験です。
2月に臨時の説明会を開催します。軽く体験作業もあります。お昼には終わります。
お気軽にご参加ください。
さとやま農学校2024現地説明会


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