風の草刈り・秋の始まり

自然農&里山暮らし

風の草刈り。

今日は涼しくてとても気持ちよい一日でした。
雨のおかげか気温もだいぶ下がり、盟友の望月圭太君にお願いしながら果樹園で「風の草刈り」です。

写真は、6月に「大地の再生と自然農」を開催した場所です。
そのときのブログはこちら

あれから2か月たちました。
お盆を過ぎたいま、とどめを刺すように草は伸びています。
しかし、あの時に皆さんと「風の草刈り」や水脈堀りをしたエリアは、
確かに草の伸びがまろやかです。
そしてなぜか、なんとなく「心地よい」のですね。
8月の草刈りというのは、草を刈るとムワムワっと蒸した空気が立ち昇るのですが、それがどうも、そうではない・・・のです。

なぜ??

樹や草の呼吸をする気配が、とても優しい感じがします。
どうも気温だけの原因ではないみたい。

何だろう?
と思ったのだけど、6月に「風の草刈り」をしたからだろうかと、思い当たったわけです。

上野写真の場所を、実際に現場で見ると、動物の踏み歩く「けもの道」が見えます。
この写真でわかるかなー?

その「けものみち」とはつまり、水や風の通う道でもあるらしい。
だから、むやみにキレイさっぱり舐めるように草を刈らない。
動物や水や空気の流れを読んで草を刈る。
そうすると、とても草むらが「優しい」気配、になるのです。
同じ場所で20年も草を刈っているから、微妙な違いがよく分かります。

これほどの暑さだったのに、こんなに草が優しい…ということを五感で感じました。
嬉しい驚きでした。なんだか、これから草刈りが愉しくなりそう。
「大地の再生と自然農」の9月の回は満員ですが、11月16日の回の募集も始めました。

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