
こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然栽培を営む「すどう農園」です。
いつものように菜花が咲きほこり、そろそろ鞘をつけ始めました。
今は虫たちが喜んで花に群がっているので、そのままにします。
鞘が熟して、弾けて、タネをこぼし始めたら刈り取ってそのまま敷きます。
ひと夏で土に還って、これがまた野菜になっていきます。
無肥料栽培と言うと、なんだかうさん臭いと言う顔をする人が、農家の中にもいます。
しかし、外部から買ってきた肥料を入れないという意味では「無肥料」ですが、太陽のエネルギーを菜の花などの植物に変わり、それが枯れて土に還り、その土に野菜が育つ。
ごくごく基本的な自然界のエネルギー循環ですから、当たり前のことです。
ことさら過剰なインプットはしないよ、というのが自然農なのですね。
それが、これからの季節になるとリアルに感じられます。
そのリアルを味わっていただきたくて、様々なイベントを開催しています。
新緑の季節ということで、今回は二つのイベントを同時開催しました。
運営はそれぞれ「さとやま農学校」の卒業生の方々ですので、任せて安心。
色々な人が関わって下さることで農地も守られています。
都市近郊は、こういう形で、もっともっと都市と農村の交流があっていいと思います。
この日は汗ばむほどの快晴で、子どもも大人も食べながら遊びながら、また食べました。広大な里山だからこそ、こんな一日もできること。何より幸せです。

こんなかわいい看板も作ってくれました。
恵美さんありがとう

石窯ピザ焼き体験は、恵美さんと敬太君のご夫妻。
恵美さんは、同じ相模原市内の古淵駅近くでココロビヨガを主宰しています。
私も、しばしば陰ヨガやタイマッサージでお世話になっています。
チネイザンや腸もみマッサージ、ヨモギ蒸しなどもあるそうです。
とても癒される空間です。
敬太君はケイティ―ツリーワークスを主宰する森の職人さん。
庭師として樹木の剪定もやっています。
とても万能な人なので、今回もピザ焼きの運営をしてくださいました。


好きなトッピングを選んで、自由に造ります。
すどう農園のトマトや桑の実を使ったピューレもたっぷり。

子供の捏ねる手は可愛い。
手も生地も柔らかいので、何か別世界の風景。

自分で焼いたピザだから、なおさら美味しいですね。


野草を摘んでかまどで調理・さとやま御膳

すどう農園は広大な里山にあります。
この日は、農園の隅で野草を摘みました。
暖かい日差しで様々な野草が出てきました。
永遠に積んでいたくなる時間、この後があるので頃合いを見て切り上げます。

先日の「さとやま農学校ファミリーコース」で木の切り株に蒔いた種が芽生えてきました
こちらのコースは、毎月1回あります。
本講座よりもさらに自由な子ども目線の講座です。
大人も楽しめますよ。

摘んできた野草を見渡して、レシピを決めます。
あらかじめ決めたメニューはなく、即興で。
いつも「黒めし」で腕を振るってくれる黒ちゃんこと黒坂さんの腕の見せ所。
この日のメニューは、改めてご報告します。


例えば、ノビルも、細かく刻んで料理します。
今の時期はネギよりもノビルやラッキョウのほのかな辛みが美味しいです。

野菜炒めは、かまどの炎でパワーアップして爆炒します。
普段はできないパワーランチ。

こちらは蒸し料理、野草のシューマイと、手前は野草の炊き込みご飯。
ヨメナやタンポポの花が食べごろでした。

食べるだけ食べたら、子どもらは農園で穴掘り。
自由に深い穴を掘っています。
思いっきり土と触れて五感を開く・さとやま農学校
さとやま農学校で得られること
多様な在来種や希少品種を味わえます
食費を節約できます(野菜はますます値上がりするでしょう)
心身のウェルビーイングを取り戻せます
マイペースの農作業はストレスを軽くしてくれます
季節を繊細に感じる感性を取り戻せます
種から収穫までの一貫した作業には、大きな達成感があります
災害時や非常時の食料確保能力が身につきます。
不安定な社会情勢に左右されず自立できます
子どもや孫に実践的な知恵を伝えられます
同じ価値観を持つ仲間とのつながりが生まれます
受講生や卒業生による自主的な催しが盛りだくさん
例・餅つき、石窯でピザ焼き、かまどで大豆を炊いて味噌づくり、竹を伐って竹細工、草木染め、藍染め、星読みetc
安全で採れたて・新鮮な野菜を食べられます。
さとやま農学校はいつでも申し込めます。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。
まずは一度、現地においでください。
午前中の2時間ほどですが、現場の雰囲気を感じて頂けます。
人気の里山御膳は、5月以降も開催します。
夏は暑さを避けて「夕暮れ御膳」です。
お向かいの古民家で夕餉を頂きましょう。