田舎暮らしで夢を実現する~雑穀の里山から

講座・イベント

2023年11月12日(日)「あなたが街を耕すとき」@国分寺カフェスロー 3回目

講座を終えた後の長田さんとツーショット

田舎で「やりたいこと」をカタチにする秘訣を探る会が、おかげさまで満員御礼で楽しく終了です。

すどう農園」が国分寺カフェスローさんと提携しながら開催するシリーズ「あなたが街を耕すとき」の3回目でした。語り手の長田容子さんは、タカキビの収穫を終えて間もないなか、山梨の上野原から出てきてくださいました(すどう農園がある相模湖の隣です)。そして同じ上野原市でこども園を立ち上げた梶原さんもご一緒に見えてのトーク。古民家の宿と雑穀とこども園とが融合するトークというのは、それだけでも珍しいですよね。
 この日は朝から「さとやま農学校2023ショートコース」があったので、私は途中からの参加になりましたが会場のドアを開けた途端に「これは熱い!」と感じられる気配に満ちているのが分かりました。長田容子さんは、こういう場を作る力のある方なんですね。
今回集まってくださった方々は、それぞれに田舎暮らしへの想いや、今の暮らしでの課題、悩みを抱えてのご参加だったので、簡単にこの一回で何かが解決するわけではありません。まずは顔合わせをしながら気づいたことや新しい課題などを持ち帰っていただけたことかと思います。
 そもそも都会と田舎という二元的な表現も単純すぎて、都会にかかわる問題のほとんどは、今の日本に関する限り、田舎でもしっかりと存在しています。程度の差や見た目の違いこそありますが、逃げられるものではない。ということはわきまえたうえで、どこでどう暮らして夢をかなえるか、そこに面白さがあると私自身も思います。
 最後に少しだけ発言させていただいたのですが、田舎に移住したときに大事なことは、何かをこよなく愛する気持ちがあること。自分の外側への愛を持って何かを続けることだと思います(ただし我が子への愛情は、いわば自己愛の延長だから別次元とします)。
自然農では利他的な関係を大事にします。自分の為でなく、自分以外の他者との諸々の関係。その関係の中には生き物ばかりでなくて、石や雨水や落ち葉も含まれるわけです。詳しいことは文章よりも実際に土に触れてもらうのが何よりですね。例えば下の写真は農園の朝ですが、皆さんは、この写真に何が見えるでしょうか。そして写真に見える色々なモノと、どんな関係を持てるでしょうか。

朝のすどう農園の風景

帰りは3人で電車で帰ったのですが、中央線に人身事故。1時間で再開予定というアナウンスだったのが、結局2時間もかかりました。しかしその間、迂回したバスや駅のホームでよもやま話・・何か新しいチャレンジをするときのワクワク感、いま思うこと、来年に向けて一緒にできそうなことetc、こういうシチュエーションでの話もいいものですね。
さて昨日は大勢の人と会ったので、今日は一人静かに干し柿を吊るします。メリハリ大事。
さとやま農学校2024コース」の説明会もだいぶ埋まってきました。移住をお考えの方も、多く参加されていますので、作業をしながらお互いに想いを話し合ったり、情報を交換したり、そういう場でもあります。11月は里山もきれいです。ゆっくりお話をしましょう。下のフォームからお申し込みください。そして前回のブログでお伝えした12月1日の講座「情報公開請求をやってみよう」も募集中です。どうぞお越しください。

さとやま農学校2024説明会

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