電気柵の設置NGあるある

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

ほんじつ9月29日で、東京は過去最高の34日連続の雨を記録しました。
(大洪水の被害を受けているタイのメディアでも報じられています)


本当に長い長い雨。
天は低いがイノシシは肥える。
SNSの投稿でも、各地のコメ農家さんからイノシシやサルに田んぼを荒らされた悲嘆が届きます。
雨で収穫ができないうえに、重ね重ねの苦しさとお察しします。

電気柵の手入れ・点検をしました。

長年使っていると雨風に打たれて、本体も電線(ヨリ線)も劣化してきます。
イノシシは、そこを見透かしたように見事に狙ってきます。
まるでコンピュータのウィルスそっくりに脆弱なバックドアを開けてくるのですね。

一枚目の写真は劣化して通電しにくくなったヨリ線。ここを替えるだけでも電圧がグッと上がります。

電圧計(チェッカー)は、上のものを使っています。
メーカーはアポロ。KP130A

いわゆる電気工作用のテスターではないので電池要らずで、そして電圧が一目でわかるのが便利。
最低でも4000Vの通電が欲しいので、それが数字で確認できるのは大事です。

ちなみに電気柵が効かないという方、アースをきちんと取ってない場合も多いようです。
アースを取って電流が一巡する回路を作らないと利きません。
よく「イノシシは電気なんか平気だ」という方がいますが、どこか設置の基本ができていないのでしょう。4000ボルト以上の電圧は効きますよ。私なんか毎年、何度も間違えて触ってしまいますが、そのたびに悲鳴を上げます(笑)。まともにくらうと、心臓にも来るので、くれぐれもご注意を。

ちなみに、こうした電気の強さは電圧よりもジュールで考えます。
電圧×電流×時間。
いま調べたら、心臓の蘇生に使う救急用のAEDの電気パッドの方がジュールで比べると、おおむね一桁高いようでした。電気柵は100分の1秒くらいのごく短時間なので、かりに1万ボルト流れても、AEDの電気パッドほど強くはないと解釈していいのかな。

まあ、なんにしても高圧ではあるのでご注意ください。

そして今日、初めて知ったこと。
電気柵の本体から電線(ヨリ線)までを結ぶのは別の高圧線(初めからついているもの)でないとだめなのですね。この高圧線も接続部が劣化しやすいので、今日はヨリ線に交換して本体につないだところ、まったくチェッカーが反応しないのでした。
あれ?と思ったら研修生のMさんが冷静に解決してくれました。
感謝。

という訳です。
今日もまた、晴耕雨読なんぞありゃしませんでした。
まあしかし、これはこれで問題が解決すると愉しいものですね。

朝のニュースはタイもアルジェリアも大洪水。
いま太平洋で生成中のスーパーエルニーニョは、早くも手ごわい様相です。

でもこんな時代だからこそ、ヒトそれぞれ、しなやかな草のように生きていきましょう。
少しづつ、今できることをやっていきましょう。
それしかないのです。

さて、長々と続いた雨も、明日の台風26号の通過で、峠を一つ越えそうですね。
いよいよ満を持して農作業シーズンの到来です。

「自然農を学ぶ・さとやま農学校」も、雨の合間に蒔いた種や苗に加えて、さらに手を入れていきます。暑さも雨も収まって、愉しい季節の始まりです。
まずはどうぞ「さとやま農学校の見学会」においでください。

タイトルとURLをコピーしました