スワン・ソング

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

写真は、畑のトマトです。
地面に落ちなければ、腐ることもなく静かに萎びてゆきます。

普通の畑ならとっくに片付けるところですが「さとやま農学校」では、こうして最後の最後まで畑に置いておくことが多いです。野菜が、どんなふうに一生を全うするかを農学校の皆さんに見て欲しいからです。

英語に「スワン・ソング」という言葉があるそうです。
ハクチョウは、生涯の最後に、ひときわ美しく唄うそうですね。
そこから転じて、俳優が最後の舞台で見せる演技などもスワンソング。

そんなスワンソングが聴こえるかな?
と、思いまして。
トマトを寒空に晒して申し訳ないけれど、このままにしてあります。

とは言いながら、春先に気がつけば、いつの間にか、トマトはどれも地に落ちて土に還っています。
落ちる間際のスワンソングはどんなものであったかと・・・それとも、腐っていく中で聞こえるものなのか・・・それは人それぞれの聴く耳によるものですね。

野菜の種類によってもスワンソングは違うことでしょう。
たとえばカブなどは、夏にタネをつけると、抜け殻になって、精魂が尽きた体になります。
まさに即身仏のような大往生。思わず合掌してしまいます。

こんな野菜たちのように、自分も潔く土に還れるかというと、まったく心もとない。

さとやま農学校」は、野菜づくりのテクニックばかりにこだわらず(もちろん、それは大事なのですが)、生きること、土に還ること、巡ること、そんな諸々を、五感で感じて欲しいと思っています。

一年で物足りない方も多いので、あまり費用も掛からずに残れる形も、援農も含めていくつか用意してあります。

さとやま農学校の見学会」では2月までお試し体験ができます。3月になればあっという間に空も大地も、目まぐるしく動き出します。
その前に今のうちから、ゆっくり準備をしておきたいですね。
どうぞお早めにおいでください。

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