「豪雨→草取り→シカ肉ざんまい」@畑の朝活

ラッカセイの土寄せ

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

「自給の自然農を学ぶ・さとやま農学校」は夏の間は朝活モードです。
ちょっと早起きして朝の8時から10時までの作業になります。
これからの野菜づくりは、少なくとも夏の間は朝が基本モードになるでしょう。
暑さを我慢して昼間に作業をするというのは、もうやめた方が良いです。

「自分は都会の真ん中に住んでいるので畑が遠くて朝は無理」という方もおいででしょう。
たとえば仕事が夜遅い、とか・・・。
そうなると、どこかで思い切る必要もあります。
都会生活の「何か」を見切って、別の大事なことに時間を取れるようにする。
実際「さとやま農学校」に来られる方の多くが、そうして都会依存の暮らしからシフトしようとしている方々です。
仕事に全人格を縛られていた時代は過去のものとなりました。
これは良いことです。
まずは、朝早く起きて畑に行く。
そんな暮らしから始めてみましょう。
朝の畑は、気持ちが良いですよ。

この数日の豪雨の「リバウンド」とでもいうのでしょうか。
突如として草がバネ仕掛けのように伸びました。
何十年も畑をやっていても、この瞬発力にはいつも驚かされます。
でも、こうして伸びた草が、巡り巡って野菜を育てる土になります。
だから、草木の生えていないように畑よりも、こうして草が生えている方が、今回のような豪雨でも表土を流されることもなく、野菜以外の様々なイノチが、草の層で共生・循環することができるのです。
これは人間も見習うべき。

緑一色ですが、
草の種類を見分けます。
すぐに取るべき草、そのまま生やしておいても構わない草、むしろ、少し生えていて欲しい草
あれこれ、野菜との関わりで決まってきます。
その辺の見極め方は「さとやま農学校」でも繰り返し学びます。
自然農では「草と敵としない」とは言いますが「草」という「草」はありません。
皆それぞれに振る舞いが違うし、さらに野菜もまた振る舞いが違う、
色々なシチュエーションで、どうすればいいかを判断する。
そのためには、人間の方も、どの程度の体力や技術や時間があるのか、それによって対応の仕方も変わってきます。つまり人それぞれなのですね。だから、各人が現場で体で覚える以外に方法はありません。逆に言えば、これは畑に通う程、自分流のベストな付き合い方が見えてくるのです。

カボチャの空中栽培。
だいぶカボチャもできてきました。

里山のジビエ体験

さとやま農学校は朝活モードに入りました。昨日の豪雨で思いっきり伸びた草とご対面。
落花生、サトイモ、カボチャ、その他アレコレと。
ゲッと唸るような草の伸び方でも、さすがに皆さん慣れたもので、この数か月で作業が早くなりました。農作業は才能や体力ではなくて、身体で繰り返して覚えるものなんです。だから80歳でも90歳でもできる。

そしてお昼は受講生さんから差し入れに頂いた鹿肉をたっぷりと頂きました。お料理上手の方々も多く、肉の部位によってさまざまに畑の野菜やハーブと合わせて料理してくださいました。今までシカは何度も食べてきたけれど今日のはレベルが極上。

畑で働いた後、みんなで火を囲んで食べる幸せ。
こんな夏でも幸せなのだから、秋や冬はもっと極上ですよ。この次はシカ肉でソーセージやパテも作りたいねと弾みました。

飯は天なり

と、朝鮮の諺にあるそうです。

空を仰いで火を焚いて、一緒に飯を食える仲間を、作っていきましょう。冷房に引きこもってないで、涼しい朝には畑に出て汗をかこう。

暑い日も寒い日も、無理なく古民家で座学・秋のショートコース

さとやま農学校・秋のショートコース2025」の募集が始まりました。
今年の改良点:
お向かいの古民家「ご近所さん」が使えるようになりました。
いつも農学校のランチを作ってくれる「黒めし」こと黒坂夫妻のご厚意によるものです。
古民家とはいっても、リフォームをしてあるので非常に快適です。
たとえば9月の残暑や雨の日、12月の寒い日などは、無理せずに半分は室内で座学をします。
(台風の時は延期します)
詳細とお申し込みは下のページからどうぞ

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