津久井在来大豆を摘芯断根の苗で自然栽培する(以前の投稿のつづき

さとやま農学校

こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

どうやら今年も、名前だけの梅雨でしたね。
もうこれからは、昔ながらの梅雨は、ほぼ見られなくなるのかと思います。
降ったとしても、警報級の大雨。
そなると、ますます自然農のように、トラクターなど使わない小さな農が大事になります。
日本ではとかく「大規模農業」という掛け声ばかりが先行しますが、これ程起伏の激しい、多様性に富んだ国土にあって、大規模で均一な農地など、実際はどれほどあるか。

冒頭の写真は、朝5時頃の農園です。
朝露がしっとりとして、とても気持ちが良いのです。
記録的な猛暑が既に始まった今、自給を目指す私たちは、生活を朝にシフトしていくのがベストです。
模試それが様々な事情で叶わないとしたら、できるだけそうしたハードルを乗り越えていけるような暮らし方を考えないと・・・もう根本的に世界は変わっているのです。
都会だと、冷房漬けで、いまひとつ実感はないかもしれませんが、それは畑を少しでもやってみればわかることです。

自然農を学ぶ・さとやま農学校」での津久井在来大豆の植え付けも、もう一息で終わります。

元気に根付いた摘芯断根栽培の苗たち。
健やかな顔つきです。

今回で定植は3回目です。
防草シートを通路に敷きながら、8列ほどできました。
今までは防草シートなど敷いていませんでしたが、この暑さで草を取りながら土を寄せるのは、管理機無しでは辛いですね。
農学校では管理機やトラクターなど一切使いません。
あくまでも初心者の自給という想定で、手作業なので、それであればむしろ、防草シートを使って草を押さえつつ、折々に土寄せをします。

これは定植前の苗の様子。
良い根張りです。
いわゆる不定根なので、根粒菌はほぼつかないそうです。
この摘芯断根栽培を提唱された故・岩澤信夫先生によると、大豆づくりは「根粒菌に依存しないほうが良い」とのことです。
農業は、毎年毎年、常識が覆っていきます。
まさに温故知新です。
面白いですね。

初心者が自然農を首都圏から日帰りで学べます

7月も開催します。
朝活の気持ち良い畑を体験してください

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