明治時代に導入された固定種のカボチャ「ハッパード」は、俗に「ナタ割りカボチャ」と呼ばれるカボチャの仲間で、ナタで割るほど固いという意味です。「まさかりカボチャ」と呼ばれたこともあったらしいですが、いまどき「まさかり」と言われても何のことやら?ですね(手斧の一種です)。まあ、包丁でも切れますが相当な力が要ります。
この屈強なカボチャを割るための方法として雲仙タネトの奥津典子さんに教わった方法は、まずカボチャのお尻を切り落とす。これで頑固なカボチャが、不思議なことにクタクタっと力が抜けて切れるようになります。これだけ。野菜でも人間でも、力の要というポイントがあって、そこを突かれると脆いのでしょう。力の使い方はkぅ差の借り方でもなんでも、とても大事ですね、むやみに力を使えばよいというものではない。「大地の再生」での手法である「風の草刈り」も、むやみに草を刈るのでなく、風が撫でるように葉を当てて草を刈るというよりは削ぐ、そうして草の力を「たわめる」感じです。
カボチャと小豆を合わせて炊いたものは、寒い日には毎日でも食べたい。いろいろと食べたいものが浮かんでくる季節を迎えます。皆さんはどんな野菜が作りたいですか・
「さとやま農学校2024」の説明会も11月から始まります。