自家採取のキュウリの珍しい発芽

種・遺伝子・在来種ほか

こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
もう十年以上、種取を続けている「四葉(スーヨウ)キュウリ」です。
「さとやま農学校」でも毎年、このキュウリの種取りを学ぶのですが、今年の種取り用のキュウリは、ずいぶん樹勢が強い。もちろんそれは良いことなんですけれど、種取り用にマークしたキュウリも、なかなかじっくりと落ち着いた感じです。例年よりも熟すのに日数をかけている気配が漂います。
普通なら最終的にメロンのような甘い香りがしてくるのですが、なかなかそこまでいかないのですね。かといって腐っているわけでもないし・・・気にしながらほぼ毎日キュウリの様子を確かめます。
「まあ、もうよかろう」というふっくら感触になったところでキュウリを採ります。
そこからまだ数日、追熟させていきます。
タイミングを見てキュウリを割って驚いた。
上の写真のように、キュウリの中で発芽しているのです。日の当たらないはずのキュウリの「胎内」で見事な緑化。10年以上もキュウリの種取りをしてきましたが、こんな現象は初めてです。今回の、妙に落ち着いたキュウリの様子は、こういうことだったのかと一人合点。

もしもこのままキュウリを親株から収穫しなくても、市ずれのタイミングでキュウリは熟して割れて、そこからこの双葉が芽を出したでしょうか。あるいは微妙に皮が固くて割れないままに、日の目を見ることもなく、この芽も駄目になってしまったでしょうか。などと考えつつ、せっかくのイノチなので、我が家の玄関の日陰に静かに植え付けてあげました。

さとやま農学校の見学会・9月から再開です

さとやま農学校・秋のショートコースはおかげさまで2コースとも満員になりました。
2025年の1月から始まる「12期・さとやま農学校2025コース」に向けての現地見学会も9月から再開します。10月以降の予定も更新していきます。最新の情報はメールマガジンでご覧になれますので、HPからご登録ください。

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