こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
今年2024年は、昨年以上の猛暑で、非常に色々なことがありました。
おそらく未曽有の猛暑であり、そしてこの先も続くものでしょう。
「今年は暑かったなあ」という過去形では済まされないわけです。
この先どうなるのか、というのが正直な気持ちです。
このところ、全国の仲間と情報を交換し合うなかで、段々と見えてきたこと、考えることがあります。
ブログでも、これから少しづつ振り返りながら検証していきます。
上の写真2枚は、やっと涼しくなって落ち着いてきた中玉トマトです。
真夏は猛暑でほとんど実をつけませんでした。
33度を超えると、トマトの稔性(果実をつける力)はほぼなくなるそうですから仕方ありません。
もともと暑い中で育てるハウス栽培ではトマトトーンなどの植物調整物質を使いますが「さとやま農学校」では、そうしたものは一切使いません。となると、真夏のトマト栽培はほぼ無理とあきらめるしかありません。
(真夏の概況)
高温で栄養成長が過剰のまま、背丈を超えるほどにトマトは伸びても、生殖生長がいまひとつ。
むしろ同じ株でも、不織布でプランター栽培した方がコンスタントに実をつけてくれました。
こうなると、夏を避ける作型としては早目に温床で苗を作るか、もしくは夏以降の種蒔きによる襲田氏です。農学校の皆さんは、自家菜園の方々がほとんどなので後者を進めています。タネをまくタイミングや、その後の段取りは、これからも試行錯誤です。
ちなみに:
自然農法でプランター栽培をする場合には、市販の培養土でなく、自分の身の回りにあるもので、賄いたいですね。ネットやホームセンターですべて買いそろえるのでなくて、自分がどのような環境で暮らしているのかを見つめ直す機会にもなります。もちろん、土が身の回りにないという方も多いでしょう。その場合は買えばいいですが、培養土などという成分不明の土でなく、シンプルな黒土や赤玉土を組み合わせて使う。そういうプロセスが大事だと思うのです。
「さとやま農学校2024コース」も、残りわずかとなりました。
「現地見学会」では、講座の実際の様子をご覧いただけます。
「どんな場所なのかなあ」と思っている方、一度ご覧になってください。
受講生の皆さんと話もできるでしょう。