セイタカアワダチソウの入浴剤の季節

こんにちは。
神奈川の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

セイタカアワダチソウのライムグリーンの蕾がきれいです。
入浴剤にするには、これくらいのタイミングが良いようですね。
下の写真はお馴染みの黄色い花ですが、入浴剤に使うなら、ここまで咲ききらないほうが良いらしいです。

セイタカアワダチソウはブタクサと間違えられることが多いですが、ブタクサのように花粉を風に飛ばす風媒花ではありません。虫に花粉を運んでもらう虫媒花です。

非常に競争力の強い外来種として、日本湖湯の在来植物を駆逐してしまうところから、環境省からはワーストに指定されていますが、そもそも植生をかく乱する最たるものは人間です。それを考えれば、単純にセイタカアワダチソウばかりを責めるのもどうかなと思います。暴力的に緑をはぎ取られた空き地に真っ先に生えてきて、大地をカバーするのもセイタカアワダチソウですね。

セイタカアワダチソウやヨモギなど、身近にある生命力の強い野草は、たいていなにがしかの薬効を持っています。ただ都会では除草剤なども使われている場所が多いので、迂闊に採集できません。
そういうときに、もっと里山で親しんでもらえればいいのですが。

「さとやま農学校」でも、こうした野草などをもっと親しめる入口にしたいと思っています。
ただいま来年の講座に向けて、そのあたりを練っているところです。

さてさて「さとやま農学校2025」のお申し込みも始まりました。
気候は目まぐるしく変わりつつありますが、それだからこそ「土に戻りましょう」と、声を大にして言いたいです。生まれたときから土に縁のない人も増えてきました。
だから「土に触れよう・土を踏みしめよう」と、その原点回帰を呼びかけているのです。

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