2026年春の新企画

2026年の「すどう農園」は、都市の人たちに農的生活の愉しさ・奥深さを感じて頂くという従来のミッションをさらに追及すべく、新規の講座を増やします。
すでに公開・告知しているものは「すどう農園」のHPの冒頭にずらっと紹介してあります。
これまでの講座のリピータの方も、まったく初めての方も、どうぞ自由にクロスオーバーしてください。
須藤自身の担当する講座は「さとやま農学校」だけで、それ以外の講座はすべて魅力ある皆さんが水先案内を務めてくださいます。
これだけ色々な方に集っていただける農園は、非常に珍しいのではないかと思います。
こうした場を創って下さる皆様に、改めて年の瀬の感謝が湧いてきます。
ありがとうございます。

そして今回は、その一つ。
春の新企画です。

植物を観る・描く・対話する。
水先案内は「植物のかたち研究家」
岡本妙子さんです。
この企画はずうっとやりたかったのですが、これまでは天気を気にせずにゆっくり絵を描く場所がなくてできませんでした。
それがやっと今年になって黒坂さん夫妻が古民家「ご近所さん」を開設してくれたおかげで実現しました。ありがたいことです。
(以下、岡本さんの文章から抜粋)
この講座では、植物の形や育ち方、振る舞いを丁寧に観察することを大切にします。
その視点として、ゲーテ・シュタイナー的な植物観察を取り入れます。
これまで当たり前だと思っていた植物や、自然の姿が、きっと違ったふうに見えてくることと思います。
見え方を増やすために、スケッチブックと色鉛筆を使いながら植物を観察し、描いていきます。
絵が上手に描ける必要はありません。
描く目的は「ちゃんと見る」時間をつくるためです。
スケッチブックには、そのとき自分が見ていた植物の姿や考えていたこと、感じたことが残ります。
あとで見返したときに、植物を観察していた自分の目を思い出せる一冊になるはずです。
(以上)

畑にいると、草一本をじいっと見入ってしまうことがあります。
とくに収穫の時など、自然農の畑は育ち具合も形も個性的なものだから、一つ一つに見入ったり、何十年も見慣れたはずの野草の姿を眺めてしまったり、まあそれが愉しくて自然農をやっているわけなのです・・・
あるいはイベントでヨモギ摘みなどやると、もう皆さん夢中になってしまって「そろそろ時間です」と呼び掛けても振り向いてくれません(笑)。
今度の講座では、そうした時間を、贅沢に深く掘り下げる場にしたいと思います。
詳しい内容とお申し込みは以下のリンクからお願いします。
さとやま農学校の見学会・2月までお試し体験できます
間もなく年も明けて、七草が過ぎれば春の畑のスタートです。
もちろん寒波も来るでしょうし、雪も降ることでしょうが、上下を繰り返しながらも春は確実にやってきます。急な冷えや木枯らしの乾燥に注意しながら、それこそ野草のように春の気配を伺って備えて行くのが愉しいところですね。勿論ホームセンターなどで苗を買ってくるのも良いですが、やはり去年撮ったタネや球根、あるいは交換会で頂いた種などに想いを込めて手を添えるのが、何十年やっても飽きることのない営みです。
「さとやま農学校って、どんなところ?」
「通えるかな?」と思ったら、一度見学会においでください。
車の方は駐車スペースがあります(ぬかるまない場所で安全です)
公共機関の方は最寄りのバス停まで送迎します。

