
こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
本日は時折、みぞれもちらつく曇天でした。
そして旧暦では桃の節句ですね。
旧暦を知るまでは、いつもひな祭りの季節に桃が咲いていないのを不思議に思っていましたが、旧暦では見事に桃の節句が3月の頭に重なるので納得がいきました。
今年は春が遅いように思えますが、まだ桃の節句と思えば、それも成程というきが(多少は)します。
いわゆる花冷えが、明日もきついようですが、旧暦ではお彼岸までまだ3週間もあるのですね。
あまり種まきも急がないほうが良いかな。
すどう農園の桃の花は満開になり、若葉も萌してきました。
桃の実の収穫は、ほとんど考えておりません。
無農薬ということもあり、またほとんど摘果もしていないので、おっ中で入カビなどの病気でやられてしまうことが多いのです。他にも果樹は色々な種類があるのに、摘果だの袋がけだのと、桃だけ手をかけるのも「えこひいきかな?」と思っています。他の果樹と同じように、ほどほどの剪定だけで、あとは奔放に育ってくれたらそれで良い。
桃の葉を煮詰めたエキスは肌を癒す
果実よりも、むしろ桃の葉を煮詰めたエキスが楽しみです。
煮詰めているときから既に素晴らしい香りで酔いしれるよう。
アランビックの蒸留器で桃の葉の蒸留水を取るときなども、本当に心地よいです。
我が家で蒸留するときは、部屋の中でハリオのガラス式の小さな蒸留器を使います。部屋中に香りが立ち込めます。
こうして取れた桃の葉のエキスは、桃の葉のタンニン成分が汗で疲れた肌を爽快に引き締めてくれます。「さとやま農学校」の皆さんにも、桃の葉は大好評で、初めて試す人がほとんどなのですが、一度使うとやめられないものです。
以前は桃の葉を通販でもお届けしていたのですが、やはり桃の葉を摘むところからご一緒していただきたいと思い、今は通販はしていません。
里山の空間というのは、桃の葉だけでなく、色々なものが混在している多様な良さがあるのですね。
ですから、桃の葉にしても、あるいは桑の実にしても、エルダーフラワーにしても、大量に収穫してどこかに納品するということはしていません。今後もそうすることはありません。
なにかひとつだけ、ではなくて、アレもコレも、とりとめなく色々ある。その豊かさを感じて欲しいと思っています。そしてできれば里山にもっと人が移住してきて欲しい。取り留めなく生きて欲しいと、そう思っています。
そのための入り口として、講座やイベントを年間を通じて色々と企画しています。
まずはどうぞ「自然農のお試し体験」においでください。

♪
花を浮かべて 流れる水の
明日の行方は 知らねども
今宵映した 二人の姿
消えてくれるな いつまでも

髪に飾ろか 接吻しよか
君が手折りし 桃の花
蘇州夜曲・西条八十