望月敬太さんのワークショップから
こんにちは。
神奈川・相模原の里山・相模湖で自然農を営む「すどう農園」です。
里山の風土を生かした農園づくりを進めてくるなかで、今年は「大地の再生と自然農」という講座を進めてきました。3回目は11/16開催です。ただいまキャンセルが出たのでお申し込みできます。
このブログの下の方で現場の様子をアップしましたが、とても良い雰囲気の農園になっています。
この雰囲気は、さすがに現場に来ない事には伝わらないものですね。
なんとも言えな落ち着いた気持になるんです。それが、今までよりもずっと簡単な手入れでできるのですから嬉しい。この場所を、さらに肉付けする形で、ヤマブドウを植えていきます。
そこで今回は:
「ブドウ棚の柱を建てる」というテーマでワークショップの1回目を開催しました。
講師は、大地の再生でスタッフをしてくださった望月敬太さん。
木こりから庭師、あるいはマウンテンバイクのインストラクターまで、実に多様な経歴の持ち主です。
まずは柱になる材木の下準備から始めました。
勿論参加者は初心者ばかりですので、曲尺の持ち方といった基本形からです。
曲尺って、これひとつで高度な計算までやってのける、ものすごい道具なんですね。
こんな風に柱を刻んで組んでいくのです。
ワクワクしますね。
曲尺と墨付け、そしてドリルで下穴を開けてからノミで仕上げます。
これも色々な継ぎ方があります。
中には箱根細工のような高度なものまであります。
曲尺はこうして7寸くらいのところをピシッと持つ
半分の寸法もこうやって当てながら決めていきます。
写真は3寸6分の柱の中心を出しているところ。
墨付けは大事な作業なので、家を建てるときなどは棟梁がするのだそうです。
柱を建てる場所を決める作業。
4か所の直角を取らないと平行四辺形になってしまいます。
(まあ、それもいいかという考えもありますが・・)
真ん中のペットボトルに水を入れてレベルを調整します。
今はレーザーでレベルを取りますが(田畑も同様です)、この方式は昔ながらのシンプルな方式ですね。
柱の土台の真下には「大地の再生」の応用で、このように穴を開けます。
長いマイナスドライバーを使っています。
このようにして位置も決まってきました。
農地ですので、柱を建てるとは言っても一般的な建築基礎はできません。
あくまでもこのように掘って立てる方式、つまり本来の「掘っ建て」です。
この続きは11/29(金)に開催します。
お申し込みは下のリンクです。
大地の再生と自然農・その後の様子
「講座・大地の再生と自然農」で、2回にわたって整えてきた梅の果樹園の様子です。
写真だけでは伝えきれない、落ち着きがあります。
二十年近く世話をしてきた場所ですが、これまでは普通の「高刈り」つまり、地表から10センチくらいのところで刈り揃える方式でしたが、大地の再生では「風の草刈り」をしました。
それももちろん良いのですが、やはり勝ったとの顔つきが、今回は違います。
色々な顔が静かに共存している感じです。
上手く言えませんが第3回目の「大地の再生と自然農」が、キャンセル空きが出たので、いま申し込めば参加できます。下のリンクからどうぞ。