大地の再生と自然農 6/29スタート

自然農&里山暮らし
現場に向かう途中でクズを観察

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
「大地の再生・関東甲信越」の藤野麻紀子さんをお迎えしての連続講座「大地の再生と自然農」が、始まりました。
私たち里山の農業は、山や森の関係を抜きにしては考えられませんが、抑々、もっと大きなレンジ(視野)に立てば平野の都市部もまた、日本列島に背骨のようにある山塊からの水脈によって成り立っているわけです。当たり前のことですが、地形に線を引いて考えることはできません。
そんなつながりを、五感でしっかりと認識しながら、大地を再生するというのが、私にとっても「大地の再生」です。詳しいことを知りたい方は、「大地の再生実践マニュアル(農文協)」をお読みください。というか、こちらの連続講座に参加いただくのも大歓迎です。

風の草刈りの練習

講座はまず麻紀子さんによる「大地の再生」についての座学とお互いの自己紹介があり、それからフィールドワークをしました。なかなか蒸し暑い日だったので、無理のないように説明も交えてじっくりと。

上の写真は「風の草刈り」の練習です。鬱蒼としているブタクサは、放っておけば3mにのびるものですが、それを芝刈りのように刈るのでなく、風の目線で刈っていきます。このあたりは実際にやってみるのが何よりです。そして風の通り道というのは獣道や地下水脈とも重なり合っているらしい。獣道というのは初めての方には分からないでしょうが、我々のように毎日畑にでていると、何気なく見えてきます。それを筋にして風邪の目線で草を刈る、というのが私なりの解釈です。

藤井さんのサポートに入ってくださったのが川崎のタケノコ農家の柴原さんです。
じつは「さとやま農学校」の卒業生でもあります。
流れる様なハサミさばきにうっとりしました。

みんなで脈をつくります。
これは愉しい。

点穴を開けました。これも「大越智の再生実践マニュアル」に詳しく書いてあります。

みんなで天穴を開けて、最後は全員で振り返りをして解散でした。

非常に充実した一日。
参加された皆さんからは「教わったことの一つ一つが驚きの連続でした」と寄せられました。
で、講座の二回目は既に満員なおですが、3回目が11月にあります。主お菜はまたメルマガで告知しますので、どうぞ「すどう農得のHP」から購読を申し込んでください。

そして以下は、大地の再生の代表である矢野智徳さんによる動画です。
神宮外苑の杜の問題は、その外苑だけに限定されるものでなく、脈として繋がっているという話。
裏を返せば、いまこうした活動が、小さくとも連綿と響いて繋がっていくのだということでもあるのでしょう。いま全国で多くに人たちが大地の再生に取り組み始めているのもなるほどと思います。

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