自然農・初心者のタネまき動画2回目(1分)

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

初心者の種蒔き・2回目 です。

前回もお伝えしたように初心者の直まきはリスクが伴います。
特に春先は、気候変動が年々大きくなっていますから、始めたばかりの畑では、ちょっと目を離したら大変なことになっていたりします。
まずは手堅くいきましょう。
ベランダで苗を見守るのも可愛いものですよ。

大事なことなので繰り返すけれど、市販の培養土は何が入っているか分からない。必要に応じて小売店(ホームセンター)で「メーカーから生産工程表を取り寄せてください」とリクエストすればいいです。もしも汚泥など使っていれば、そこでわかるでしょう。

培養土に限らず、今どきの工業製品は、生産工程を表示してくれます。消費者が、情報開示のリクエストをすることは大事ですね。 そうして工程表を見ると、大抵のものが外国で製造されていることが分かります。地下から掘り出して、さらに運んでくるまでに、どれほどのエネルギーを使っているか見えてきます。あるいはリン酸肥料で使う骨粉なども外国の豚の骨を1000度以上の高温で熱処理して植物が利用しやすい状態になっています(かつての狂牛病対策の意味もあるし、単に骨を砕いただけでは水に溶けないので肥料にはなりません)。

このように土一つでも、世界の情勢が見えてくるのですね。
「自然農を学ぶ・さとやま農学校」でも、こんな風に大きな目線で、どうやって自給をしていくかを根っこから考えていきます。
ただ単に「これとこれを揃えなさい」と、マニュアル通りに買いそろえて創るのではありません。
身の回りを見る。考える。
大きな農家では難しいことが、自給の家庭菜園ならできます。
この先、輸入はさらに厳しくなります。
どんな時代が来るやら分からない、その時のためにも今から考える癖をつけましょう。
それが生き延びるためでもあり、そもそもが自給の面白さです。
「自然農のお試し体験」は、2025年の4月までやっています。
その後も、おそらくまた開催しますが、まずは春のうちにおいでください。
農園の雰囲気を五感で感じて頂けます。

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