気穴を開ける・大地の再生ワークショップに学んだことから

さとやま農学校

こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

先日の12月14日に終了した「さとやま農学校2023コース」の一コマです。
「すどう農園」が「大地の再生」のワークショップで学んだ手法で、農園の一部に気穴を開けました。

ちなみに、大地の再生のワークショップで教えていただいた藤井麻紀子(大地の再生・関東甲信越)さんとは、来年2024国分寺の年の1月から国分寺のカフェスローで連続講座「まちで始める大地の再生」を開催します。
自然農と大地の再生をクロスオーバしながら、皆さんとじっくりケーススタディをやっていきたいと思います。一方的なレクチャーではない実践講座です。まだ少しだけ参加枠があります。どうぞご参加ください。

さとやま農学校の敷地は里山の裾野なのでゆるく傾斜しています。傾斜の下側にあたるエリアは農園の外側に篠竹も生えているので、どうしても滞りがちです。「滞りがち」という表現は分かりにくいかもしれませんが、どことなく詰まった気配がします。植物の様子も微妙に違うのです。
上の写真は、気穴に素材を編みこんでいるところ。
特別なものでなく、その場にあるものを使うのが大事というのは自然農に通じます。「ないものねだりよりも、あるもの探し」という言葉は水俣で地元学をお始めになった方の至言です。パーマカルチャーも同じ発想をしますが、あちらの原点には人類学者レヴィ・ストロースが「手仕事(ブリコラージュ)」と呼んだ所作からのものでしょう。洋の東西を問わず、身の回りにあるものを活かし、そして活かされるというのが基本です。

冬は樹木の手入れも忙しい。風で折れた桑の樹の枝を落とします。太い枝は農学校にあるかまどの薪になり、細い枝は気穴に編み込みます。何から何まで無駄はありません。

先日焼いた竹炭も入れてひとまずできあがり。
本当はこんなに沢山の気穴を空ける必要はないのですが、まあ練習ということです。
さてこれで、どんな変化が出てくるでしょうか。春が楽しみです。

五感を開いて大地と対話・さとやま農学校2024

来年で11年目を迎える「さとやま農学校」ではお申し込みを受け付け中です。
本講座は3月の開講ですが、それに先駆けて1月からプレ講座も始まります。
お早目にご検討ください。

自給のための野菜作り教室・さとやま農学校2024

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