鳥獣害対策の電気柵メンテナンス

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

「自然農を学ぶ・さとやま農学校」の皆さんと、春に向けての準備をしています。
今日は、電気柵の補修と防草シートの張り直しでした。
電気柵は、イノシシから守るためのものですが、この電線に草が伸びてきて触れると、電気が地面に流れてしまうので、効果が無くなります。しかし、草が触れないようにこまめに刈るというのは非常に大変です。もちろん除草剤などは使いませんし、電線や支柱を切ってしまうといけないので、エンジン式の刈払い機も電線の下では使えません。夏場は特に、この作業を怠ると、何のために電気柵をしているのか分からなくなります。
実際、去年の夏も、よその畑など見ていると、草に覆われた電気柵など見かけます。
暑さで疲れてしまって、と絵tも電気柵の草刈りまで手が回らないのでしょう。
よく分かります。
そういう段階にまで、気候変動は来ているのです。

というわけで、この草を防ぐために防草シートをします。
本当は防草シートをしてしまうと、イノシシが電線に触れたときの効き目(電圧)が十分に行かなくなるというデメリットがあります。イノシシの鼻が電線に触れたときに、後ろ足が土についていれば、その後ろ脚から電気が地面にアースされて効果があるのですが、防草シートは絶縁体ばので、イノシシの後ろ足まで防草シートの上にあると、電気の利きが悪くなるのです。
まあしかし、草に覆われてしまうよりは余程良いので、このようにグルリと防草シートを張り巡らします。ただし、このシートも耐久性がせいぜい3年くらいです。だんだんと、穴が開いて草が顔を出してくるので、折々に取り替える必要があります。これも冬の大事な作業ですね。

上の写真にあるように、とにかく長い。
防草シートは、安いものでも1m幅で長さ50mのものが5000円ほどします。
それも年々値上がりしているので、そのための経費も馬鹿になりません。
更に加えるならば、古くなった防草シートを廃棄するにも事業ごみとしての処理費用が掛かります。
大きな農家さんだと、こうしたシートやハウスのビニールの処理費用だけで毎年数十万円くらい、かかるようです。買うのも捨てるものもコストがかかるのです。

前にも書きましたがこうして手間をかけられるのも、都会の皆さんが来てくださるからです。
この一帯で、農地が保全されているエリアの少なからぬ部分は、同じように外から移住もしくは通ってくる方によるものです。地元はすっかり高齢化してしまいました。全国共通の現象ですね。
相模湖は、隣が東京ということもあり、都会の人が来てくれるという意味では、恵まれています。

静かに佇むクワの樹。
間もなく新芽をだせば、地下の水をグウンと吸いあげて、またそれを周辺の微生物へ、草へとシェアしてくれます。樹は、自分だけで生きているのではありません。

今年も、また色々な気候変動はあることでしょうが、そのためにも、できることを少しづつ手を打っていきます。そして週末は農学校で「タネの譲渡会」です。

皆さんも是非、今年から自給の一歩を始めましょう。
既に畑をやっているけれど、どうもうまくいかない、という方もどうぞ。

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