
こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
「自給の自然農を学ぶ・さとやま農学校」も、ただいまは暑さを避けて朝8時から10時までの朝活モードです。皆さん、早起きされてきてくださいます。本当に頭の下がる想いですが、これから自給を考えるのでしたら、夏の早起きは必定です。なかなか夜に寝付けないなどのハードルはあることでしょうが、少しづつでも。
写真は、トウモロコシの溝底栽培です。
畑に畝を手てるのとは逆に、溝を掘って、トウモロコシの苗を定植します。
水分も保たれていて、しかも日照も朝夕が当たらないので、微妙に温度が低い。
地面の下は地表よりも温度が安定している点を利用したものです。
実はこの方式は真冬のホウレンソウの種まき等にも使うのですが、
猛暑や寒い最中の両極端で使えるというのが面白いですね。
この溝は、どれくらいの深さに掘るか?
溝の幅はどうするか?
などは、ケースバイケースです。
植える作物や、目的、あるいは畑の土の水はけ具合などを考慮します。
水はけの悪いところに、これをやってしまうと豪雨の時にここが水没しますね。
溝の方向は、どうするか?
これは畑の風の吹く向きや東西南北、土地の傾斜を考えて総合的に判断します。
ことほど左様に、全体を感じながら作っていくのは、この溝底栽培に限った話ではありません。
野菜づくりの本など観ると、始めに寸法が細かく書いてありますが、あれは本来よくないのです。
でも、寸法を書いてない本などは売れませんから、仕方ないのですね。
トウモロコシの遅出し
かつては、この時期に相模湖でトウモロコシの定植などありえなかったのですが、温暖化で10月でもトウモロコシが収穫できるようになりました。しかも天敵アワノメイガもいない。
そのぶん、台風への備えは必要ですが、良いことづくめの栽培方法などはありませんから、これでいいのでしょう。
農学校はただいま朝活モードですが、夕方になって、ひとりの畑に戻ります。
辺りが暗くなるまで、静かに作業して汗をかくのは爽快です。
冷房漬けでは味わえないクールダウンの快感。
やっぱり畑がいい!
自然農のお試し&さとやま農学校の見学会
8月も9月もお試し体験や見学会が続きます。
短い時間ですので、どうぞおいでください。
自然農とは何か?あるいは農学校の実際の雰囲気を感じて頂けます。
受講生の皆さんとも交流できます。
①自然農のお試し体験→8月
https://www.sudofarm.net/satoyamawalk2024/
②農学校の見学会→9月
https://www.sudofarm.net/kengaku/