石焼きトウモロコシは、秋の味覚

さとやま農学校

こんにちは。

神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

畑の随所に煙の立つ季節になりました。
市街地の農地と違って遠慮なく火が焚ける環境をありがたく思います。何度も繰り返して書きますが、農作業の中で出る枯れ葉や小枝などを燃やすことは違法でもなんでもありません。本来、人間は火とともに暮らしてきました。火を囲んで氷河期を生き延びてきたのです。火を忌む行為は、それだけで既に人間の道を外れたふるまいです。

講座のたびに火を焚いて、石焼き野菜を作ります。今日はトウモロコシのバンタム。
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石焼きイモのバリエーションで石焼きトウモロコシ。「さとやま農学校」でのトウモロコシの作付けは、春先の早い段階でつくるものと、今回のように夏の峠を過ぎて作る遅出しの二回です。後者の場合、種まきを思い切り遅くすると今の時期の収穫になります。トウモロコシというと夏野菜のイメージカモしれませんが、秋でもトウモロコシは食べたいですよね。「すどう農園」は、あらゆる野菜においてバーベキューよりも石焼きの方が美味しいと断言します。トウモロコシも然りで、石の放射熱と鍋の中にこもったスチームが甘味をぐうっと引きだしてくれるのです。

「すどう農園」では、基本的に植物の枯れたものは土に還すので焚火以外の目的で火を焚くことはありません。例外的には種を散らしそうなセンダグサや高温障害でダニが出た茎葉は燃やします。たいていは生乾きの状態なので煙がくすぶるのですが、それも季節の風物です。
「さとやま農学校説明会」でも、焚火による石焼きをご賞味いただきたいと思っています。どうぞ、冬空のもとで土や風や火を感じてください。それが里山の農です。

さとやま農学校2024説明会

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