タネ採りに向けて冬じたく2024冬

さとやま農学校

こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

もう晦日になってしまいました。
こないだまで暑かったのに。
季節のリズムが掴めないままに年が変わります。
関東はすっかり乾いた日が続いていて、気持ちはよいのですがしかし、
この先はリバウンドで空がグルグル動き出すのだろうなあ。
なんだかこの「空がグルグル・・・」という言い方は毎年この季節に言っていますね。
「何があっても驚かないぞ」という意思表示のつもりなのですが、それでも毎年、空の動きには意表を突かれるのです。まあ変に気を張っていても、お空には勝てません。
むしろ力を抜く。
力を抜くほどに力が出る、というのが私の好きな「野口体操」の極意でもあるのですが、
野口体操の話はまたいずれしましょう。来年は、もう少し野口体操を取り入れた農学校にしようと思っています。興味のある方がおいででしたら故・野口三千三さんの書かれた「からだに貞(き)く」をお読みください。身体論の本ですが、奥深く自然農に繋がる名著です。

タネ採り用のダイコン(母本)に水を上げる

在来種の大蔵大根は前のブログにも出てきました。
東京・世田谷の祖師谷大蔵の在来ダイコン「大蔵だいこん」です。
円筒形のすうっとした形も味も「おでん」に最高。
タネは「すどう農園」で自家採種したものです。
真夏の猛暑で、暦通りに8月末に蒔いたものは芽が出ても灼けてしまいました。
それでも9月の彼岸頃に蒔いた種が、こうして元気に育ってくれました。
以前のダイコンはお彼岸に蒔くだけで後は何もしなくても育ってくれたのですが、
近年はダイコンサルハムシなどの害が各地で増えてきました。残暑が収まらないことも原因のようです。
この辺は、
種まきは遅れたけれど、秋の高温と雨で追い込みが良かったようです。

選抜したダイコンを、リクライニングシートみたいに寝かせて植え付けます

ハクサイも苦戦しました。
結球して葉を巻いてくれた個体を掘り上げて移植し、種を取ります。

ヘチマ君。
暑さも何のその。するすると元気に育ってくれました。
いわゆる緑のカーテンはニガウリが多いけれど、
ニガウリは出来過ぎると食べきれないですね。
ヘチマはタワシにできるので、どうせカーテンにするならこっちが良いかと。

モロッコインゲン。
秋の高温のおかげでだいぶ遅まきしてもできました。
トウモロコシやインゲンなどは、気候が替わったので遅まきができるようになりました。
この辺りも含めて、これからの畑の暦は従来にモノをベースにしながらもだいぶ書き換えていく必要があります。今までの常識が通じない部分は、面白くもあります。

さとやま農学校2025・夏までのハーフコースを新設しました

さとやま農学校2025に新コースが開設です。
「一年通えるか不安・・」という声にお応えしてハーフコースを新設します。
1,2月のオンラインとプレ講座は通年コースと同じです。
実習は3月~6月末(9回)

♪ プラス ♪

1人での自主作業OK
曜日の振り替えOK
講座の追加受講OK(追加費用は掛かりません)
という農学校の特典はハーフコースでも適用できます。

春の土を踏みしめて、緑の匂いに馴染むうちに、だんだんと体も慣れてきて、
「これならできそうだな」「やっぱり最後まで続けたい」
と自信がついたら12月まで延長してください。

まずは「「自然農のお試し体験」で現地の空気を感じてください。
首都圏の隣のエアポケットです。
2025年こそ、自給への一歩を踏み出しましょう。
リンクはそれぞれ、下からご覧ください。

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