

こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
津久井在来大豆の花が咲いたあとに、大豆のサヤの赤ん坊ができてきました。
勝負は、ここからです。
大豆のように、タンパク質の豊富なものを実にするには、相当量の窒素を必要とします。それを一般には根に共生する根粒菌にお願いします。
ただし、大豆は根粒菌が固定した窒素のほとんどをマメに蓄えてしまうようで、それゆえに、大豆を育てても、あまり土は肥沃にはならない。緑肥としての効果は、他のマメ科植物と比べると、むしろコスパは良くないらしいです。さもありなん、と思います。
だから「根粒菌に頼ってはいけない」というのが、今回の摘芯断根栽培を提唱された故・岩澤先生のお考えでした。豆と言えば根粒菌、と二つの言葉がしっかり意識の中でバインドされている農業に在っては、かなりコペルニクス的な発想の転換です。
断根、つまり初めに出てくる根をすっぱり切ってしまうことで、新しく不定根が出てきますが、不定根では根粒菌はほとんど共生しない。だから大豆としては、自力で窒素を吸収していくことになります。
そのためにも、雨がもっと欲しいところです。田んぼの転換地等であれば、ジャンジャン水が引けるのでしょうが農業用水のない里山では、ひたすら「天から貰い水」です。もちろん、地中の水を大事に使うのも自然農の基本です。
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「自然農のお試し体験」
明日8月19日の回は満席です。
8月22日の回、まだご参加いただけます。
9月からは「さとやま農学校の見学会」も再開です。
バスで来られる方は送迎します。
詳しくは
(自然農のお試し体験)

自然農のお試し体験&説明会
神奈川・相模原の里山「すどう農園」で自然農を日帰り体験できます。
(さとやま農学校の見学会)
https://www.sudofarm.net/kengaku
風も土も、気持ちが良いですよ。
お待ちしています。