貧困化する日本と自然農

自給のための自然農を学ぶ「さとやま農学校」https://www.sudofarm.net/satoyama-organic/

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を学ぶ「すどう農園」です。

一昨日、相模原市内で「こども食堂」の皆様への支援などされている非営利団体「フードコミュニティ」の皆様に在来種の大蔵ダイコンをお届けしました。
大蔵ダイコンというのは世田谷の、いまでいう「祖師谷大蔵」のあたりの在来ダイコンです。
江戸は参勤交代で全国から大名と一緒に奥に自慢の種も集まってきました。それを江戸周辺の農家や寺社などで作ったものが、在来種となって残っているので、バラエティーが豊かです。遺伝子プールとしては、いわゆる二次集積地ですね。

話を戻します。
うちは小さい農園ですので、お届けできる量はわずかながらです。
しかし昨今の状況を見るにつけ、なんとかもう少し、お役に立てたらと思っています。
今年は、もっと増やしていきたいと考えています。

物価の高騰と、社会の分極化。

経済成長のなかで育った自分にとって、日本は「一億総中流」でした。海外へバックパッカーをすれば「どうして日本はRichになったのか?」と尋ねられることも多かった。今は逆の問いかけを自問する日々です。どうして、いつから、この国はこうなってしまったのでしょうか?
「気が付けば・・・」などという言い方はあまりにも無責任なのは自覚しています。そのうえで言うならば、いまなお、私たちはいわゆる「ゆでガエル」のように、段々と状況が煮たって来ているのに、なんとなく月日を過ごしてしまう。なんだか変だなと思うことはあっても、徒然に歳月をやり過ごしてします。水の多い国ならではの「あっさりした」姿勢なのでしょうか。

時代の変化に突然ということはありません。
必ず蓋然(がいぜん)の流れがある。
気が付いたら、ではなくて、気が付いているのだけど、水に流してしまう。
そんなところでしょうか。

ともあれ、今は農家としてできることは、種をまくこと、つなぐこと。それに尽きるでしょうか。

こども食堂のための自然農ボランティアを募集します。2025年

今年は「分かち合いのための援農ボランティア」を募集します。
手伝っていただいた野菜は、ボランティアの皆さんとシェアする以外は寄付します。
販売はしません。経済的・社会的に厳しい方にお分けします。
そのためのお手伝いをお願いします。
作業は主に草取りです。ときどき種まきもします。

車で相模湖の農園まで来られる方、3月くらいから手伝っていただけると嬉しいです。
短い時間で結構ですので、時間など調整させていただきます。

場所は個別メールでお伝えしますが、中央道の相模湖ICあるいは圏央道の相模原ICから20分ほどです。気持ちの良い、静かな里山です。

お志のある方はメッセージをください。お待ちしています。

しっかりと自然農の野菜づくりを学びたい方は「さとやま農学校」があります。

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