
こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
「自然農を学ぶ・さとやま農学校」の卒業生の皆さんの呼びかけで受講生と合同でタネの譲渡会を開催しました。場所はいつも「さとやま御膳」を開催している黒メシの古民家「ご近所さん」です。

今日は、3.11の頃からの10年以上のお付き合いのある、川崎のシェアシードの末木さんをお招きしました。地域で地道に自家採種のタネを配って、つながりを広げる末木さんのお話しは、国分寺で同様の種の譲渡会をやるときもそうですが、何度聞いてもワクワクしてきます。
タワーマンションも立ち並ぶ大都会でタネを配りながら、街に森を作る楽しさ。
末木さんのお話は、こんど9/18木曜日の国分寺カフェスローさんの「種の譲渡会」でも聞くことができます。あと2名様の枠がありますよ。
「タネの譲渡会とトーク@国分寺カフェスロー」


今回は嬉しいことに、末木さんに種交換BOXも作っていただきました。
これは国分寺のカフェスローにも設置してあるものです。前から「いいなあ」と思っていました。
箱も手作りですが、絵も末木さんの手になるもので、すどう農園のオリジナのロゴまで描き込んでくださいました。感激。
こういう箱を作って、末木さんは地域の役所の出張所などに設置しているのだそうです。
自分の畑で採れた種などを置いていく。タネは誰でも無料でもらえるので、貰った種をまた蒔いて、そこで採れた種をまたボックスに戻す。いわゆるPay Forwardですね。ギフト経済。
タネの良いところは、回せば回すほど増えていきます。
何故なら生きているから。
逆に、自分だけでため込んではダメ。
だんだん劣化していきます。
イノチとはそういうものです。
お米も、本来はイノチの塊ですから、タネ同様に、回すほど増えていくはずなんですが・・・。
沢山ため込んでしまう仕組みを作ったところから、今の文明社会の原型ができました。
貧富の格差や階級社会は、まさにそうですね。
このことは大事なことなので、また機会を改めて書きますけど、こういうタネのシェアなどしていると、つくづくそう思います。


ちょうど昨日の雨で、猛暑も一息つき、今日は絶妙のタイミングで開催できました。
講師て本日は、ゆっくり話し込み、リフレッシュしたところで、また明日から「さとやま農学校」の朝活です。
ブロッコリーのスーパーセルの定植
冬どりタマネギの畝の準備、秋ジャガイモの植え付け等々。
やることはいっぱいある。それは幸せ。
今こうしている間にも、タネを蒔く自由すら許されずにいるガザの人たちを想いながら。
タネをまこう。畑を始めよう・春よりも秋がチャンスです
「自然農を学ぶ・さとやま農学校」の秋のショートコース。
9月から開催ですが、10月からでも参加できます。
涼しくなる季節は草の勢いも弱まるので、ビギナーが畑を始めるには絶好の季節です。
また本講座の方も、5名様の少数で、秋の入学を受け付けています。
「一度現場を見てみたい」という方は、どうぞ見学会にご参加ください。
実際の講座の様子をご覧いただけます。
受講生の皆さんの声も聞けますよ。