
こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
自然農の畑は必要以上に耕さないので、昨年のエビスグサのこぼれ種がいたるところに生えています。エビスグサのタネが「決明子(ケツメイシ)」で、タネを香ばしく焙じたものが「ハブ茶」と呼ばれます。甘くておいしい。厳密にはハブ草とエビスグサは違うものだそうですが、いま自然農などの畑に生えているのはエビスグサが多いようです。
エビスグサは生育が旺盛で、50センチくらいの高さの日陰をいたるところに作ってくれます。この暑さのなかでは日陰は大事ですね。畑に木を植えるのは難しいですから、こうした背丈の大きくなるマメ科の一年草は大事です。
マメ科なので、緑肥としての効果も大きい。この辺は昨年もエビスグサが生えていたので、そのせいか(?)ここのトマトだけ巨大化します。

しかしトマトは枝葉ばかり伸びすぎても仕方ないのです。これは暴れすぎ、実をつけなければ。
太い脇芽などをこまめに切り落として、あとは垂直栽培でまとめていきます。とはいっても、数日でこんなにソバージュになるのですけどね。
まあそれにしても伸びすぎです。ここはもう来年はエビスグサを生やさないようにして(笑)抑えめにいきましょう。
暑いけれども、畑の夏は街中よりずっと心地よいです。自分のペースで動けばいいし。やっぱり一日に一回は汗をかかないと、なんだか寝つきが悪いです。
なんだかんだで7月は終わりつつあります。
ヒグラシも鳴き始めて、まもなく季節は立秋(夏至と秋分の中間)。
秋や冬の野菜の顔ぶれなど考えると、もう何十年もやっていることなんですが、同じようにワクワクしてきます。農作業は、永遠に愉しめます。
さとやま農学校のトマトは育ちがゆっくり。これからが本番です。
8月にも「自然農のお試し体験」あります。暑い最中だからこそ、様子を見てみたいという方、どうぞおいでください。8月19日(火)と22日(金)です。
9月からは「さとやま農学校の見学会」も再開です。
現場の雰囲気が実感出来たら、すぐに入会できます。
これからは初夏の訪れも早くなるので、野菜作りを覚えるのは秋がお勧めです。
そして毎年ご好評を頂いている「さとやま農学校2025・秋のショートコース」も始まります。
夏の気配の残る9月から最後は冬の日だまりの12月まで、4回のなかで、季節の変化を愉しめます。
ここで自信が着いて、そのまま本講座に進んでいかれる方も多いです。
まずは自給の一歩を踏み出しましょう。